ベンツのGクラス、通称「ゲレンデ」は、発売から40年以上経った今でも根強い人気を誇る高級SUVです。
その新車価格は軽く1,500万円を超え、中古車でも1,000万円以上するのが当たり前という、まさに”高嶺の花”的な存在です。
それでは、なぜゲレンデはこれほどまでに高いのでしょうか?その理由について、この記事では掘り下げていきます。
ゲレンデの魅力や人気の理由、芸能人御用達の理由、さらにはデメリットや後悔する理由なども含めて、多角的に解説します。
また、気になる燃費や維持費、口コミ・評判についても詳しく紹介。
ダサいと言われることもあるゲレンデのデザインの真相や、なぜ納期に3年もかかるのかなど、ゲレンデにまつわる疑問にも迫ります。
この記事を読めば、ゲレンデの魅力と実態が丸わかり。
高嶺の花ゆえの真の価値を知ることができるでしょう。
メルセデスが築き上げた名車の系譜を辿りながら、ゲレンデの真髄に迫ります。
- ベンツゲレンデが高い理由(希少価値、高い技術力、ブランド力など)が分かる
- ゲレンデの魅力(存在感、オフロード性能、高級感など)や人気の理由が理解できる
- ゲレンデのデメリット(燃費の悪さ、維持費の高さなど)や後悔する可能性も知れる
- メルセデス・ベンツが築き上げたゲレンデの歴史や名車としての価値が分かる
ベンツゲレンデはなぜ高い?希少価値と高い技術力
ベンツのGクラス、通称「ゲレンデ」は、発売から40年以上経った今でも根強い人気を誇る高級SUVです。
その新車価格は軽く1,500万円を超え、中古車でも1,000万円以上するのが当たり前という、まさに”高嶺の花”的な存在です。
それでは、なぜゲレンデはこれほどまでに高価なのでしょうか?
その理由について、掘り下げていきたいと思います。
新車価格はなぜ高い?
ゲレンデの新車価格が高い理由は、大きく分けて3つあります。
1つ目は、その希少性です。ゲレンデは1979年の登場以来、基本的なデザインを変えることなく作り続けられてきました。
現行モデルもボディの形状はほぼそのままで、40年以上前のモデルと見分けがつかないほどです。
この”不変”のデザインこそが、ゲレンデの最大の魅力であり、同時に希少価値の源泉となっているのです。
2つ目は、高い技術力とクオリティです。ゲレンデは本来、軍用車両として開発されたモデルであり、その堅牢性は一般の乗用車とは比べ物になりません。
ボディには分厚い鋼板が用いられ、ラダーフレーム構造による高い剛性を誇ります。
オフロード性能も非常に高く、どんな悪路でも難なく走破できるのが特徴です。内装の質感も高く、随所に最高級の素材が用いられています。
このように、類い稀なる技術力とクオリティを実現するためには、当然コストもかかります。
それが価格に反映されているというわけです。
3つ目は、ブランドとしての価値です。
メルセデス・ベンツは言わずと知れた高級車ブランドであり、そのブランド力はゲレンデの価格を押し上げる大きな要因となっています。
特に近年は、高級SUV市場が拡大する中で、ゲレンデの人気に拍車がかかっています。
多くのセレブリティや富裕層に愛用され、ステータスシンボルとしての地位を不動のものにしつつあります。
これらの理由から、ゲレンデの新車価格は軒並み1,500万円を超えるという、超高額なものとなっているのです。
ちなみに、2023年4月現在の新車価格は以下の通りです。
- G400d:1,598万円
- AMG G63:2,598万円
AMG G63に至っては2,500万円を優に超えており、まさに”億万長者”向けの1台と言えるでしょう。
燃費はどのくらい?
ゲレンデの魅力は数多くありますが、残念ながら燃費の良さは期待できません。
むしろ、SUVの中でも特に燃費が悪いことで有名なモデルと言えます。
現行モデルのG350dは3.0リッターV6ディーゼルエンジンを搭載し、カタログ燃費は9.9km/Lとなっています。
街乗りメインであれば10km/L前後は走るようですが、アクセルを踏み込めば一気に燃費は悪化します。
重量2.5トンを超える巨体を動かすには、それ相応のエネルギーが必要になるのは必然と言えるでしょう。
V8ガソリンエンジンのG500やAMG G63ともなれば、燃費の数字はさらに悲惨なことになります。
G500の公称燃費は7.2km/L、AMG G63にいたっては6.6km/Lです。この燃費の悪さは、まさにSUVの”爆食”と呼ぶにふさわしいと言えます。
街乗りメインなら5km/L程度、飛ばし気味に走れば3km/L台まで落ち込むこともザラだと言います。
仮に年間2万kmの走行距離で計算すると、G350dでも年間の燃料代は約31万円、AMG G63なら約56万円もかかる計算です。
これだけの額をガソリン代に注ぎ込める経済力がなければ、ゲレンデを維持していくことは難しいかもしれません。
一方で、ゲレンデの購入を検討しているような層にとって、燃費の悪さはさほど大きな問題ではないのかもしれません。
むしろ、燃費を犠牲にしてでも得られる卓越した走行性能やステータス性の方が重要だと考える人が多いのではないでしょうか。
いずれにせよ、ゲレンデのオーナーになるためには、相応の経済力が求められることは間違いありません。
ゲレンデは「ダサい」のか?角ばったデザインに賛否両論
ゲレンデの角ばったフォルムは、”死角なしの見晴らしの良さ”という実用性を重視した結果であり、オリジナルデザインの象徴とも言えるものです。
しかし、このデザインに対しては「ダサい」「古臭い」といった否定的な意見も少なくありません。
確かに、現代の乗用車のトレンドから見れば、ゲレンデのデザインは明らかに浮いています。
丸みを帯びたデザインが主流の中、ゲレンデはまるで「くろがね四起」のような直線的なフォルムを保ち続けています。
時代に合わせて進化を遂げてきた他の車種と比べれば、ゲレンデのデザインは古めかしく見えるのも事実です。
また、そのゴツゴツとした車体は、街乗りには不向きだと感じる人も多いようです。
全高1,975mmというのは、一般的な乗用車と比べても群を抜いて高く、立体駐車場に入れないことも少なくありません。
狭い路地裏や混雑した都心部では、ゲレンデの大きさが仇となってしまうこともあるでしょう。
一方で、ゲレンデのデザインを支持する声も根強くあります。
角ばったフォルムは、ゲレンデ独特の”男臭さ”や”ワイルドさ”を生み出しており、他の車にはないオーラを放っていると言えます。
また、そのデザインの不変性は、”普遍的な価値”や”タイムレス”という言葉とも結びつきやすく、ファッション性の高い車種とも言えるのです。
ゲレンデほど賛否が分かれるデザインも珍しいですが、むしろそれこそがゲレンデの個性であり、魅力の源泉なのかもしれません。
「ダサい」と感じるか「カッコいい」と感じるかは、人それぞれの価値観次第と言えるでしょう。
ただ、どちらの意見であれ、ゲレンデのデザインが多くの人の注目を集め、議論を呼ぶ存在であることは間違いありません。
口コミや評判はどうなっている?
ゲレンデの口コミや評判を見ていると、全体的に高い評価が目立ちます。
特に、その圧倒的な存在感とオフロード性能の高さは、多くのオーナーから絶賛されているようです。
例えば、「他の車とは全然違う迫力があって、乗っていてもワクワクする」「どんな悪路でも難なく走れるのが、ゲレンデの最大の魅力」といった声が多く見られます。
確かに、ゲレンデに乗ればどんな道でも行けるような錯覚を覚えるほど、オフロード性能は抜群です。
またそのワイルドなフォルムは、他の車には真似できない存在感を放っており、所有する喜びを満たしてくれるのでしょう。
また、「運転席が高いから見晴らしが良く、運転していて気持ちいい」という声も多くあります。
全高1,975mmを誇るゲレンデに乗れば、他の車を見下ろすような視点が得られます。
それだけ視界が広いということは、運転する上でも安全性が高いと言えるでしょう。
狭い道でも取り回しがしやすいという声も見られました。
内装に関しても、「高級感があって質感が良い」「シートが広くて座り心地が良い」など、概ね高評価のようです。
重厚で男性的な車内空間は、ゲレンデのイメージにマッチしていると言えます。
近年のモデルでは、内装の質感が大幅に向上しているのも特徴の1つです。
一方で、否定的な意見も少なからず存在します。
やはり燃費の悪さを指摘する声が多く、「街乗りメインだとリッター5km程度」「ガソリン代が高くて困る」といったコメントが目立ちます。
また、「値段が高すぎる」という意見や、「大きすぎて駐車が大変」という声も散見されました。
しかし総じて、ゲレンデの口コミや評判は上々だと言えるでしょう。
特に購入者の満足度は非常に高く、「買って良かった」「ゲレンデは一生もの」といった感想が多く寄せられています。
もちろん、経済的な面での不安は少なからずあるようですが、それでもゲレンデの魅力に惹かれるオーナーは後を絶ちません。
口コミや評判を見る限り、ゲレンデは間違いなく”特別な1台”と言えそうです。
中古の2024年現在の相場は?
新車のゲレンデがいくら高くても、中古車なら手の届く価格で購入できるのでは?と考える方も多いかもしれません。
確かに、ゲレンデの中古車相場は新車価格に比べればリーズナブルな部類に入ります。
とは言え、それでも軽く1,000万円は超えてくるのが現状です。
2024年4月現在、中古車情報サイト「カーセンサー」で確認したところ、ゲレンデの中古車価格帯は以下のようになっていました。
- G350d:1,198万円~2,019万円
- G400d:1,550万円~2,860万円
- G550:1,721万円~2,225万円
- AMG G63:3,501万円~4,280万円
このように、中古車といえども1,000万円を切ることはほとんどなく、G550やAMG G63ともなれば2,000万円を優に超えてきます。
ちなみに、最も安価なモデルであるG350dでさえ、最安値でも1,200万円近くすることがわかります。
とは言え、新車価格と比べれば中古車の方がはるかに安く買えるのは事実です。
新車のG350dが1,598万円、AMG G63にいたっては2,598万円もの大台に乗ることを考えれば、中古車の価格設定は割安感があると言えるでしょう。
ただ、ここで注意したいのが、ゲレンデの中古車は新車同様、プレミア価格がつきやすいという点です。
需要が供給を上回っているため、人気のグレードや低走行車両は、新車とさほど変わらない価格で取引されることも少なくありません。
したがって、ゲレンデの中古車購入を検討する際は、価格だけでなく、年式や走行距離、オプションの有無など、トータルで見極める必要があります。
できれば実車を確認し、内外装の状態をチェックすることも重要でしょう。
いずれにせよ、ゲレンデの中古車価格は、他の車種と比べても破格の高さだと言わざるを得ません。
とは言え、新車で買うよりは数百万円安く購入できるのも事実です。
予算と相談しつつ、自分に合った1台を見つけることが肝要と言えそうです。
維持費はどれくらいかかる?
ゲレンデを購入する際、車両本体の価格だけでなく、維持費もしっかりと考慮する必要があります。
というのも、ゲレンデの維持費は、他の車種と比べても群を抜いて高いからです。
まず、自動車税や重量税といった税金の負担が大きいのが特徴です。
ゲレンデの排気量は3,000cc以上あるため、自動車税は年間76,500円にもなります。重量税も車両重量2.5トン以上で、2年で49,200円が必要です。
また、ゲレンデの車検費用は100万円を超えることもザラだと言われています。
高級パーツが多数使われているため、部品交換の費用が高額になるのが主な理由です。
また、専門の整備士でなければ扱えない部分も多く、人件費も相応にかかってしまいます。
保険料についても、ゲレンデは高めの設定となっています。車両価格が高いことに加え、事故時の修理費用も高額になりやすいため、保険会社はリスクを高く見積もる傾向にあります。
等級によっては、年間30万円以上の保険料を支払う必要があるかもしれません。
そして、何と言ってもガソリン代の負担が大きいのがゲレンデの維持費の特徴です。
先述の通り、ゲレンデの燃費は全くと言っていいほど芳しくありません。
年間2万kmの走行で計算すると、G350dで約31万円、AMG G63なら約56万円ものガソリン代がかかってしまいます。
他にも、オイル交換などのメンテナンス費用、駐車場代、高額修理のリスクなど、ゲレンデを維持するためのランニングコストは決して少なくありません。
年間100万円以上の維持費を覚悟しなければならないと言っても過言ではないでしょう。
このように、ゲレンデは購入価格だけでなく、維持費についても相当な覚悟が必要な車種だと言えます。
しかし、それでもゲレンデの魅力に惹かれ、維持費を厭わない人が後を絶たないのもまた事実です。
ゲレンデのオーナーになるためには、経済的な余裕と覚悟が不可欠と言えるでしょう。
主なデメリットとは?
ここまでゲレンデの魅力について語ってきましたが、もちろんデメリットも存在します。
ゲレンデを購入する前に、以下のようなマイナス面についても理解しておく必要があるでしょう。
まず、ゲレンデは街乗りには不向きな部分が多いと言えます。
全高1,975mm、全幅1,930mmというサイズは、一般的な乗用車と比べて一回り以上大きく、狭い道や混雑した都心部では扱いづらいのが正直なところです。
立体駐車場に入れないことも珍しくありません。
また、車両重量が2.5トンを超えるため、小回りが効かず、クイックな動きができません。
バネ下重量が大きいので乗り心地も固めで、長時間の運転は疲れやすいかもしれません。
アクセルの踏み応えや、ハンドリングの重さにも慣れが必要でしょう。
そして、何度も述べている通り、ゲレンデの燃費の悪さは大きなデメリットの1つです。
G350dでも10km/L前後、G550やAMG G63ともなれば5km/L以下という、まさに “燃費無視” のスペックとなっています。
環境面での影響も無視できません。
さらに、ゲレンデのスペアパーツの多くが輸入品であるため、故障時の修理に時間がかかるというデメリットもあります。
パーツによっては、納品まで数ヶ月待ちということも珍しくないそうです。
しかも、高級車ゆえに修理費用も高額になりがちなので、故障のリスクは無視できません。
加えて、ゲレンデ特有の騒音や振動も、場合によってはデメリットになり得ます。
がっしりとしたラダーフレーム構造は、どうしても細かな揺れや振動を拾いやすいのです。
遮音性も低めなので、高速走行時の風切り音なども大きめです。
このように、ゲレンデにはいくつかのデメリットが存在します。
特に日常の利便性については、他の高級SUVと比べても劣る部分が多いと言えるでしょう。
デメリットを補って余りある魅力があるからこそ、ゲレンデが選ばれているのかもしれません。
買って後悔する理由は?
ゲレンデは魅力的な車種である一方で、「買って後悔した」という声も少なからず存在します。
特に以下のような理由から、ゲレンデの購入を後悔するケースがあるようです。
1つ目は、やはり燃費の悪さです。先述の通り、ゲレンデの燃費は他の車種と比べても最悪レベルで、G550やAMG G63ともなれば5km/L以下は覚悟しなければなりません。
この燃費の悪さを甘く見積もっていると、ガソリン代の負担に耐えられず、後悔することになるかもしれません。
2つ目は、維持費の高さです。自動車税や重量税、保険料など、ゲレンデを維持するためのランニングコストは軽く年間100万円を超えてきます。
加えて、故障時の修理費用も高額になる傾向があります。
「買うのは良いけど維持が大変」というのは、ゲレンデ購入者の感想としてよく聞かれる一言です。
3つ目は、街乗り時の扱いづらさです。
全高1,975mm、全幅1,930mmというサイズは、狭い路地や立体駐車場では非常に不便です。
小回りの効かなさや乗り心地の固さなど、オンロード走行には不向きな部分が多いのも事実。
日常使いのしづらさに、後悔する人もいるようです。
4つ目は、ゲレンデ特有の騒音や振動です。がっしりとしたボディ構造は、路面の凹凸をダイレクトに拾ってしまうので、どうしても車内に振動が伝わりやすくなります。
遮音性の低さもあいまって、長距離ドライブでは疲れが溜まりやすいと言えるでしょう。
5つ目は、買った時の勢いが冷めた時です。
「ゲレンデに乗りたい」という一時の熱に浮かされて購入したものの、いざ乗り始めると「思っていたのと違う」と後悔する人もいるそうです。
高級車ゆえのステータス性に魅力を感じて買ったけれど、肝心の走りや利便性が伴わないと、すぐに飽きてしまうのかもしれません。
このように、ゲレンデ購入には後悔のリスクが付きまとうのも事実です。
とは言え、後悔する人がいる一方で、満足度の高い購入者が多いのもゲレンデの特徴。
十分に下調べをして、自分に合った1台を選ぶことが肝要だと言えます。
ベンツゲレンデの高い人気:なぜ高い価格でも売れるのか
前章では、ベンツゲレンデの高い価格の理由や、購入時の注意点などについて詳しく解説しました。
本章では、そんな高嶺の花とも言えるゲレンデが、なぜ高い人気を誇り、高価格にも関わらず売れ続けているのか、その理由について掘り下げていきたいと思います。
なぜ人気なのか?
ベンツゲレンデは1979年の登場以来、40年以上にわたって世界中で愛され続けている超ロングセラーモデルです。
その人気の理由は、大きく分けて以下の4つが挙げられるでしょう。
1つ目は、ゲレンデ独特の存在感とオーラです。
直線的なボディラインと、武骨なフェイスは他の車では真似できない圧倒的な存在感を放っています。
どこか軍隊的な雰囲気すら感じさせるそのスタイルは、男性を中心に根強い人気を集めています。
2つ目は、オフロード性能の高さです。
ゲレンデは本来、軍用車両として開発されたモデルであり、その走破性は折り紙付きです。
岩場や砂地、泥濘地など、どんな悪路でも難なく走り抜けるパワーとタフネスを兼ね備えています。
オンロードでは不利な部分もありますが、オフロード性能の高さは、他のSUVでは真似できません。
3つ目は、高級感と本物志向です。高価格にも関わらず、ゲレンデの内装には最高級の素材が惜しみなく使われています。
本革シートにウッドパネル、質感の高いスイッチ類など、どこを取っても本物志向です。
ブランド力の高さも相まって、ゲレンデの持つステータス性は、他のSUVとは一線を画しています。
そして4つ目は、時代を超えて愛される普遍的なデザイン性です。
40年以上のロングセラーを支えているのは、時代に左右されない、飽きの来ないデザインがあるからこそ。
角ばったフォルムは古臭く見えて、実は普遍的な美しさを備えています。「いつの時代も色褪せない」という点が、ゲレンデの人気を支えている大きな理由の1つと言えるでしょう。
このように、ゲレンデの人気には、存在感、性能、高級感、普遍性など、様々な要因が絡み合っています。
どれか1つが特出しているわけではなく、それらが絶妙なバランスで組み合わさることで、他に代えがたい魅力を生み出しているのです。
乗っている芸能人一覧
ゲレンデの人気を牽引しているのが、芸能人を中心とした著名人たちです。
数多くの芸能人がゲレンデを愛車として所有しており、それがゲレンデの「憧れ」のイメージを高めている一因とも言えます。
ここでは、ゲレンデオーナーとして知られる主な芸能人を紹介しましょう。
まずは国内の芸能人から。ジャニーズ事務所所属のタレントには、滝沢秀明さん、木村拓哉さん、二宮和也さん、赤西仁さんなどがゲレンデオーナーとして有名です。
他にも、タモリさん、明石家さんまさん、浜田雅功さん、有吉弘行さんなど、第一線で活躍する人気芸人の名前も挙がります。
俳優では、玉木宏さん、東幹久さんといった方々が、音楽アーティストではaikoさん、椎名林檎さんなどもゲレンデ愛好家として知られています。
女優の吉瀬美智子さんや高島礼子さんなども、ゲレンデを愛車としているそうです。
スポーツ選手にも、ゲレンデファンは多くいます。
プロ野球選手の田中将大さんや阿部慎之助さん、サッカー選手の遠藤保仁さん、スキージャンプの高梨沙羅さんなどが、ゲレンデオーナーとして知られています。
海外の著名人にも目を向けると、俳優のブラッド・ピットさんや、it girlとして知られるパリス・ヒルトンさんなども、ゲレンデの愛用者だと言われています。
このように、ゲレンデには各界の著名人が名を連ねており、それが「芸能人の車」「セレブの車」というイメージを強化しています。
芸能人という「憧れ」の存在がゲレンデに乗ることで、ゲレンデ自体の「憧れ」のオーラも高まっているのでしょう。
もちろん、芸能人に限らず、国内外の富裕層に広く支持されているのもゲレンデの特徴です。
ただ、ここで紹介した芸能人は、あくまでゲレンデオーナーの一例に過ぎません。
公にはされていないだけで、他にも多くの著名人がゲレンデを所有しているのは間違いありません。
それだけ芸能人を中心に、ゲレンデが「特別な1台」として認知されている証だと言えるでしょう。
なぜ芸能人はゲレンデを選ぶのか?
前項で紹介した通り、数多くの芸能人がゲレンデを愛車として選んでいます。それにはいくつかの明確な理由があると考えられます。
1つ目は、やはりステータスシンボルとしての魅力です。
芸能人にとって、愛車は単なる移動手段ではなく、自身の価値観やこだわりを表現するツールでもあります。
であれば、他とは一線を画す存在感を放つゲレンデは、芸能人の個性を際立たせるのにうってつけの1台と言えるでしょう。
2つ目は、プライバシー保護の観点です。ゲレンデの車内は、SUVの中でも特に広々としており、後部座席のスペースが十分に確保されています。
また、プライバシーガラスも完備されているため、外からの視線を遮ることができます。
芸能人にとって、パパラッチや熱狂的なファンから身を隠せる空間は、とても重要な意味を持つのです。
3つ目は、アクティブなライフスタイルとの親和性の高さです。
ゲレンデは本来、軍用車両がルーツの本格オフローダーであり、どんな悪路でも走破できるタフネスが最大の魅力。
アウトドア志向の強い芸能人にとって、そうした冒険心をくすぐる1台は、とても魅力的に映るのでしょう。
4つ目は、ファッション性の高さです。ゲレンデの無骨なフォルムは、どこかミリタリーテイストを感じさせ、男らしさや精悍さを演出してくれます。
それでいて、シルエットはシンプルなので、コーディネートを選ばないのも魅力。
ファッションへのこだわりが強い芸能人たちにとって、ゲレンデは最高のアクセサリーとも言えるのです。
そして5つ目は、高い安全性能です。芸能人は公私ともに多忙を極めるため、移動時の安全性はとても重要なファクターになります。
ゲレンデは強固なボディと最新の安全装備を備えており、万が一の事故の際にも、乗員を確実に守ってくれるでしょう。
家族の安全を何より大切にする芸能人たちにとって、これは見逃せないポイントなのです。
このように、ゲレンデが芸能人に選ばれる理由は、ステータス性、プライバシー保護、アクティブ志向、ファッション性、安全性など、様々な観点から説明できます。
それだけ芸能人のライフスタイルに合致した1台だということの裏返しとも言えるでしょう。
もちろん、こうしたニーズは芸能人に限ったことではありませんが、ゲレンデはそれらを高いレベルで満たしてくれる数少ない車種だと言えます。
ファミリーカーとしての魅力
ゲレンデは芸能人の愛車としてだけでなく、子育て世代を中心としたファミリーカーとしても人気を集めています。その理由について見ていきましょう。
まず、ゲレンデ最大の魅力は、広々とした車内空間です。
全長4,660mm、全幅1,930mmというサイズは、他の高級SUVと比べても一回り以上大きく、車内の居住性は抜群です。
特にレッグスペースの広さは特筆もので、大人がゆったりと座れるほどの空間が確保されています。
チャイルドシートを複数載せても、まったく窮屈さを感じません。
次に、オフロード性能の高さも、子育て世代には嬉しいポイントです。
アウトドア先でのレジャーはもちろん、キャンプや山道ドライブなど、どんなロケーションでもストレスなく走行できる頼もしさがあります。
悪天候時や災害時の移動にも、ゲレンデなら安心して子どもを乗せられるでしょう。
また、高い安全性能も見逃せません。ゲレンデには最新の安全装備が惜しみなく投入されており、万が一の事故の際にも家族の命を守ってくれます。
G350dには、衝突回避機能や車線逸脱警告など、先進運転支援システムも充実。
子どもを乗せるファミリーカーだからこそ、安全性には妥協したくないというニーズにも応えてくれます。
そして、長く乗り継げるタフネスも、ファミリーカーとは相性が良いと言えます。
ゲレンデは10年、20年と乗っても、さほど古さを感じさせない普遍的なデザインが特徴。
経年劣化に強い本革シートなど、内装の質感も長持ちします。
「子どもが巣立つまでずっと乗る」といった長期的な使用にも耐えうるクオリティを備えているのです。
加えて、ステータス性の高さもファミリー層に響く部分があるでしょう。
ゲレンデに乗ることは、ある種のステータスにもなり得ます。
「子どもを優雅な空間で育てたい」「ハイクラスな家族でありたい」といった価値観を持つ人にとって、ゲレンデは自己表現の手段にもなるのです。
このように、ゲレンデはファミリーカーとしても申し分ない魅力を備えています。
もちろん、本格オフローダーゆえの乗り心地の固さや燃費の悪さなど、デメリットが全くないわけではありませんが、それを補って余りある広さと安心感があると言えるでしょう。
「家族の安全と快適性を何より大切にしたい」というファミリー層のニーズに、ゲレンデはまさに最適解とも言える1台なのです。
圧倒的存在感と野性味が共存するデザイン
ゲレンデが他の高級SUVと一線を画しているポイントの1つが、そのデザインです。
「角ばった」「野性的」「武骨」など、ゲレンデのデザインを評する言葉は尽きません。
しかしそれらは、決してネガティブな意味合いではなく、ゲレンデならではの魅力を表しているのです。
ゲレンデのデザインで真っ先に目を引くのが、直線的なボディラインです。フロントフェイスは平べったく、ボンネットも水平基調。ドアパネルもフラットで、随所に直角に近い角度が用いられています。
まるで「ブロックを組み合わせたような」とも言えるシルエットは、他の車には真似できない独特の存在感を生み出しているのです。
また、丸みを帯びたボディが主流の昨今において、ゲレンデの角ばったフォルムは新鮮な印象を与えます。
「主流に逆らう」かのようなそのデザインは、どこか反骨精神すら感じさせ、熱狂的なファンを生む理由の1つになっているのでしょう。
そして、ゲレンデのデザインからは「武骨さ」「野性味」も感じ取れます。
がっしりとしたフロントグリルに、力強さを感じさせる張り出したフェンダー。
さらには、無骨なスペアタイヤカバーなど、随所に精悍な雰囲気が漂っています。それこそが、軍用車両ルーツのゲレンデならではの魅力と言えるでしょう。
ただ、こうした武骨なイメージだけがゲレンデのデザインではありません。
よく見ると、ボディの細部には意外な美しさが隠れているのです。
例えば、ボンネットの2本の筋や、リアコンビネーションランプのデザインなどは、実はとてもモダンで洗練されています。
ディテールにこそ、ゲレンデの美学が宿っているとも言えるでしょう。
このように、ゲレンデのデザインは「存在感」と「野性味」という、一見相反するような要素が絶妙なバランスで融合しているのが特徴です。
それこそが、他の高級SUVにはない唯一無二の存在感を生み出し、ゲレンデの人気を支えている大きな理由の1つなのです。
時代に流されない普遍的な魅力を放つゲレンデのデザインは、今後も多くのファンを魅了し続けることでしょう。
買って後悔しない一生モノ?
ゲレンデの魅力について語ってきましたが、気になるのは「買って後悔しないのか?」という点でしょう。
確かに、1,500万円以上もする高級SUVを購入するのは、誰しも不安を感じるもの。
しかし、ゲレンデに関して言えば、「一生モノの1台」と言っても過言ではありません。
まず、ゲレンデのデザインは普遍的で、時代に左右されない美しさを備えています。
角ばったフォルムは一時の流行で終わるようなものではなく、今後何十年経っても色褪せない魅力を放ち続けるでしょう。
いつ買っても、長く乗り続けられる価値のある1台だと言えます。
次に、ゲレンデの性能面での信頼性も、買って後悔しない理由の1つです。
本格オフローダーゆえの高い走破性は、アウトドアレジャーなどで長年活躍してくれるはず。
また整備性の高さから、10年、20年と乗り継いでいくことも不可能ではありません。
大切にメンテナンスすれば、世代を超えて受け継がれるような1台になり得るのです。
また、ゲレンデの車内空間の広さと居住性の高さは、ファミリーユースでも長く活躍してくれるポイントです。
子どもが成長しても、十分に快適に乗れるサイズがあるので、「買ったはいいが数年で手狭になった」といった心配はいりません。まさに家族とともに歩んでいける1台と言えるでしょう。
そして、ゲレンデの価値の高さも見逃せません。ゲレンデは新車、中古車を問わず、常に高い人気を誇っています。
需要が供給を上回っているため、たとえ数年後に売却したとしても、高値で取引される可能性が高いのです。
いわば「資産価値の高い車」とも言え、損をするリスクは低いと考えられます。
もちろん、高価格ゆえの維持費の高さは、誰しもが懸念するポイントではあります。
しかしそれを補って余りあるメリットが、ゲレンデにはあるのです。
何より、「ゲレンデに乗りたい」という強い意志があれば、維持費の問題はさほど大きなハードルにはならないかもしれません。
このように、ゲレンデは「一生モノの1台」と呼ぶにふさわしい価値を備えています。
むしろ、「買わなかったことを後悔する」と断言できるほどの魅力があると言っても過言ではありません。
ゲレンデを手に入れたその日から、オーナーの人生に寄り添い続ける1台になることでしょう。
それこそが、ゲレンデの本当の魅力なのかもしれません。
高い価格を支える希少価値とブランド力
ゲレンデの新車価格は、なんと1,500万円を軽く超えてきます。
この法外とも言える高額価格を支えているのが、ゲレンデの持つ希少価値とブランド力です。
まず、ゲレンデの希少価値について見ていきましょう。
ゲレンデは1979年の登場以来、40年以上にわたって「不変のデザイン」を貫き続けてきました。
現行モデルでも、オリジナルの面影を色濃く残しているのが特徴です。
この「普遍性」こそが、今や希少価値となっているのです。
また、ゲレンデの年間生産台数は、他の高級SUVと比べてもかなり少ないのが現状です。
あえて生産数を絞ることで、「誰もが乗れる車ではない」というプレミア感を演出しているのです。
こうした戦略的な希少性も、ゲレンデの価値を高めている大きな要因と言えるでしょう。
そして、メルセデス・ベンツという超一流ブランドの後ろ盾があることも見逃せません。
メルセデス・ベンツは100年以上の歴史を誇る高級車ブランドであり、そのブランド力は世界屈指と言っても過言ではありません。
ゲレンデはそのメルセデス・ベンツの中でも、最上級に位置づけられるモデルなのです。
ゲレンデの製造工程を見ても、その品質の高さがうかがえます。
ボディには分厚い鋼板が用いられ、溶接やボルト締結などの工程は手作業で丁寧に行われます。
そこには「妥協を許さないモノ作り」という、メルセデス・ベンツのプライドが滲み出ているのです。
こうした努力の積み重ねが、ゲレンデのクオリティとブランド力を支えていると言えるでしょう。
また、メルセデス・ベンツはデザイン面でも常に時代の最先端を行く存在です。
その美学はゲレンデにも色濃く反映されており、どこか気品すら感じさせるデザインは、まさにメルセデス・ベンツならではと言えます。
そうした洗練されたデザイン性も、ゲレンデの価値を押し上げているポイントの1つでしょう。
このように、ゲレンデの高い価格を支えているのは、「希少価値」と「ブランド力」という2つの要素だと言えます。
この2つが相まって、「プレミアムカーに相応しい価値」をゲレンデに与えているのです。
それこそが、1,500万円を超える価格帯でも、根強い人気を誇り続けられる最大の理由なのかもしれません。
ただ、「希少価値」と「ブランド力」は、一朝一夕で築けるものではありません。
40年以上にわたる歴史の中で、幾多の試練を乗り越えて獲得してきた「信頼」の賜物だと言えるでしょう。
その意味で、ゲレンデの価値とは、単なる金額だけでは測れない、無形の価値も含まれていると考えられます。
それこそが、ゲレンデを「特別な1台」たらしめている本当の理由なのかもしれません。
なぜ納期が3年以上かかるのか?
近年のゲレンデは、「国内納期3年以上」という異例の状態が続いています。
いったいなぜ、これほどまでに納期が長期化しているのでしょうか。その理由について見ていきましょう。
最大の理由は、需要が供給を大幅に上回っているからです。
現在のゲレンデは、新車、中古車を問わず非常に人気が高く、常に品薄状態にあります。
ディーラーに在庫車はほとんどなく、注文を入れてもキャンセル待ちが何十台も並んでいるのが現状だと言います。
特に、現行モデルは2018年のフルモデルチェンジ以降、大幅に性能と快適性が向上したことで、さらに人気に拍車がかかっています。
車内の質感が格段に上がったほか、オンロード性能も大きく改善。
これまでのゲレンデのイメージを覆す「洗練された1台」へと生まれ変わったのです。
それが需要をさらに押し上げる要因になっているのでしょう。
また、世界的なSUVブームも、納期長期化の一因と考えられます。
欧米を中心に、SUV人気は年々高まっており、高級SUVともなれば、競合他社も軒並み品薄状態にあります。
ゲレンデはそんな中でも随一の人気を誇っているため、需要が集中しているのです。
加えて、ゲレンデの製造工程の特殊性も、納期の長期化に拍車をかけているのかもしれません。
ゲレンデのボディは、溶接やボルト締結など、手作業の工程が非常に多いのが特徴。均一な品質を保つためには、熟練の技術者の手を経る必要があるのです。
そのため、生産効率が上がりにくく、需要に供給が追い付かない状況になっているのでしょう。
そして、ゲレンデの「希少性」を高めるための戦略という面も否定できません。
メルセデス・ベンツは、あえて生産台数を絞ることで、ゲレンデの「プレミア感」を演出しているのかもしれません。
「待てども手に入らない」というステータスが、ゲレンデの価値をさらに押し上げているのです。
ただ、3年以上という納期の長さは、さすがに異常と言わざるを得ません。
ディーラーによっては、「もはや注文を受け付けられない」というところもあるほどです。
メルセデス・ベンツとしても、需要に見合った供給体制の整備が急務だと考えられます。
とは言え、納期の長さは裏を返せば、ゲレンデの人気の高さの表れとも言えるでしょう。
「待ってでも欲しい」と多くの人が願うからこそ、長期の納期が許容されているのです。
その意味では、ゲレンデの魅力は、時間をも凌駕するほどの力を持っていると言えるのかもしれません。
まとめ:ベンツゲレンデの魅力と価値
- ベンツゲレンデは希少性、高い技術力、ブランド力により高価格である
- ゲレンデの魅力は圧倒的な存在感、オフロード性能、高級感など
- ゲレンデは芸能人やセレブに人気で、ステータスシンボルとなっている
- 一方で、燃費の悪さや維持費の高さ、街乗りでの扱いづらさなどのデメリットもある
- ゲレンデを買って後悔する理由として、維持費や利便性の低さなどが挙げられる
- ゲレンデは角ばったデザインに賛否両論あるが、それが独特の存在感を生み出している
- ゲレンデは中古車でも高価だが、新車に比べればお買い得感がある
- ゲレンデの維持費は年間100万円以上かかることも珍しくない
- ゲレンデの魅力はファミリーカーとしての実用性も高い
- ゲレンデは長く乗り継げる一生モノの価値がある
- ゲレンデの高い人気から、新車は3年以上の納期がかかることも
- ゲレンデはメルセデス・ベンツが築き上げた不朽の名車である