アウディのコンパクトSUV「Q2」は、発売当初から将来の販売の柱になると期待されていましたが、現在は売れてない状況が続いています。
その理由として、価格とサイズのバランスの悪さが指摘されています。Q2のサイズは全長4200mmと非常にコンパクトですが、価格は400万円以上とかなり高額。
「壊れやすい」という評判や、「後悔する人が多い」という声もあり、コストパフォーマンスに不満を持つ人が少なくありません。
また、地味なデザインが売れ行きの足かせになっているとの指摘も。
「ダサい」と感じる人も多いようです。
アウディ Q2を買うなら、2018年から2019年式の中古車がおすすめと言われていますが、果たして本当にお買い得なのでしょうか。
「アウディ Q2は廃止になるのでは」という噂も聞かれる中、新型の情報も気になるところ。グレードによる違いや、アウディ認定中古車制度を利用した賢い購入方法など、Q2の実力を徹底的に検証していきます。
この記事では、アウディ Q2の魅力と課題を探りながら、本当に買いなのかどうかを多角的に考察。コンパクトSUVを検討している人は必見です!
- アウディ Q2が売れていない理由を価格、サイズ、デザイン、燃費、維持費などの観点から分析しています。
- アウディ Q2のサイズ感や燃費性能、グレード構成、中古車価格など、購入を検討する上で役立つ情報をまとめています。
- アウディ Q2オーナーの口コミや評判、改善点なども紹介しています。
- アウディ Q2のメリット・デメリットを理解した上で、本当に自分に合った車なのかどうかを判断できます。
アウディ Q2が売れてない理由と現状
アウディのコンパクトSUV「Q2」は、2017年の発売当初から将来の販売の柱になると期待されていました。
しかし、現在の売れ行きは低迷しており、当初の予想とは異なる状況となっています。
アウディ Q2は壊れやすいと評判だが本当なのか
アウディQ2は、電装系の不具合などの指摘があり、「壊れやすい」という評判も一部で聞かれます。
しかし、実際にはエンジンやミッションなどの基本性能での致命的なトラブルは少ないようです。
J.D.パワーが実施した2018年の自動車初期品質調査では、アウディブランド全体の不具合指摘件数が主要15ブランド中で最下位という結果になりました。
ただし、これはアウディ全モデルの平均値であり、Q2だけの故障率を表したものではありません。
Q2オーナーの声を集めたところ、エアコンやパワーウィンドウの故障を指摘する口コミが複数見られました。
しかし総じて、「大きなトラブルは特にない」という評価が多く、致命的な不具合は少ないと考えられます。
ドイツ車は日本の過酷な気候や道路事情に必ずしも適していないと指摘する専門家もいます。
過去には、湿度の高さからエアコンの故障が頻発したり、ターボの不具合で発進時にもたつく事例も報告されています。
Q2に限らずアウディ車全般について、定期的なメンテナンスを欠かさずに行うことが肝要でしょう。
壊れやすいかどうかは、個々の車両の状態や使用環境によっても左右されると言えます。
アウディ Q2を買って後悔する人も少なくない
アウディQ2の購入を後悔する声も一定数あります。
その理由としては、価格の割に車内空間が狭いことや、同じアウディブランドの中では質感が物足りないと感じる人もいるようです。
また、アイドリングストップの作動に違和感を覚える人が複数見られました。
Sトロニックの変速ショックやハンドルの重さなど、アウディ特有の癖を指摘する意見もあります。
さらに、ディーラーの対応や、保証の範囲に不満を持つ人もいるようです。
初めての輸入車というケースでは、国産車とのギャップに戸惑うこともあるのかもしれません。
一方で、コンパクトなボディに先進装備を搭載している点や、上質な走りを評価する声も多数あります。
また、燃費性能の高さを実感しているユーザーも少なくありません。
結局のところ、Q2に満足するかどうかは個人の価値観によるところが大きいと言えるでしょう。
購入前の試乗はもちろん、ランニングコストなども含めて総合的に判断することが大切です。
そもそもアウディ Q2のデザインはダサいのか
アウディQ2のデザインについては賛否両論があります。
全高を抑えつつSUVらしい存在感を出すためにフロントグリルを高い位置に配置するなど、スタイリッシュに見せる工夫が随所に施されています。
しかし、ライバル車と比べるとやや地味な印象を受けるという声も少なくありません。
特に、エントリーグレードの標準装備ホイールのデザインについては、「ダサい」と感じる人もいるようです。
外装色によっても印象が大きく変わるため、好みは分かれるところでしょう。
アウディらしいシャープなエクステリアを評価する声がある一方で、もう少し個性があってもいいという意見もあります。
インテリアについては、シンプルかつ上質な仕上がりが好評のようです。
アルミニウム調のパネルやレザーシートなど、高級感のある材質を採用している点が評価されています。
ただし、グレードによってはプラスチック感が目立つという指摘もあります。
価格相応の質感かどうかは、人によって受け取り方が異なるのかもしれません。
デザインの良し悪しは主観的な要素が強いため、一概には言えません。
実車を見て、自分の目で確かめることが何より大切だと言えるでしょう。
中古のアウディ Q2を買うならこの年式がおすすめ
アウディQ2の中古車を購入する際は、2018年から2019年モデルが狙い目だと言われています。
新車で400万円以上するQ2ですが、この年式なら300万円前後で手に入る可能性があります。
ただし、Q2は初年度登録から3年間の保証が基本のため、2017年式や2018年式の早い時期の車両では保証が切れている可能性が高いことに注意が必要です。
アウディ正規ディーラーの「アウディ認定中古車」なら最長2年の保証が付くため、できるだけ新しい年式の車両を選ぶのがおすすめです。
また、ディーラー車検は安くても10万円以上かかるため、古い年式の車両では次の車検時にオイル漏れや足まわりのガタつきなどが発覚するリスクがあります。
2年以内の比較的新しい車両を選ぶのが無難でしょう。
走行距離については5万km以下が理想的ですが、10万kmを超えていても大きな問題は少ないようです。
ただし、距離が伸びるほど経年劣化によるトラブルのリスクは高くなります。
メンテナンス状況もしっかりチェックしておくことが大切です。
オイル交換などの基本的なメンテナンスがきちんと行われているかどうかは、トラブルの有無に直結する重要なポイントだと言えます。
予算に余裕があるなら、2019年11月のマイナーチェンジ以降のモデルも候補に入れてもいいかもしれません。
LEDヘッドライトやデジタルメーターパネル「バーチャルコックピット」が全車標準化されるなど、装備面でのメリットは大きいです。
アウディ Q2は廃止の噂もあるが真相は
アウディQ2については、「廃止になるのでは」という憶測も一部で囁かれています。
その背景には、SUV市場でのライバルの台頭や、電動化シフトによるラインナップの見直しなどがあると見られています。
しかし、2021年5月に発表されたマイナーチェンジにより、ディーゼルエンジン「TDI」を追加するなど、アウディはQ2の強化を図っています。
最新のインフォテインメントシステムや先進運転支援システムを搭載し、商品力の向上に努めている状況です。
また、日本市場におけるコンパクトSUVの人気は根強く、都市部を中心に需要は衰えていません。
全長4.2mを切るコンパクトなサイズ感は、日本の道路事情にマッチしていると言えます。
アウディジャパンは2022年7月、Q2の特別仕様車「ブラックスタイルプラス」を発売しました。
ボディサイズが小さいながらも、先進装備を充実させた魅力的なモデルと言えるでしょう。
さらに、2023年4月にはTFSIエンジンとTDIエンジンを組み合わせた4つのグレードを設定し、ラインナップの充実化を図っています。
価格面でも、400万円台前半からという手の届きやすさをアピールしています。
このような状況を見る限り、アウディがQ2を早期に廃止する可能性は低いと考えられます。
当面は、モデルチェンジを経ながら存続していくのではないでしょうか。
ただし、ライバル車の動向次第では、将来的に戦略の転換もあり得るかもしれません。
電動化の流れの中で、Q2のポジショニングがどう変化していくのか注目です。
アウディ Q2の新型情報と発売時期を予想
アウディQ2は2016年秋のパリモーターショーでデビューし、2017年4月に発売されました。
その後、2021年5月にマイナーチェンジを実施し、装備の充実化を図っています。
一般的に、アウディのフルモデルチェンジサイクルは6〜7年といわれています。
この法則に従えば、Q2の次期型の登場は2023年から2024年頃になると予想されます。
新型Q2については、アウディの最新デザイン言語を採用し、よりシャープなイメージに変化すると見られています。
現行モデルの特徴であるポリゴンデザインは継承しつつ、より洗練された印象になるのではないでしょうか。
また、内装についてもデジタル化が進み、より先進的なインターフェイスが採用されると予想されます。
アウディが他車種に展開している最新鋭のインフォテインメントシステム「MIB 3」の搭載が有力視されています。
パワートレーンについては、電動化の流れを受けてマイルドハイブリッド化が進むと見られています。
48Vのマイルドハイブリッドシステムを採用し、燃費性能の向上を図る可能性が高いでしょう。
さらに、EV版の設定もあるかもしれません。
アウディは2026年までに、新車の販売台数の40%以上を電気自動車にすると宣言しています。
小型SUVであるQ2にも、早い段階でEV化の波が押し寄せる可能性は十分にあります。
ただし現時点では、新型Q2の詳細な情報は公表されていません。
発売時期についても、あくまで予想の域を出ないことには留意が必要です。
アウディの電動化戦略や、ライバル車の動向など、今後の情勢次第でスケジュールが変更になることもあり得るでしょう。
正式な発表を待ちたいところです。
アウディ Q2のグレードによる違いを比較
アウディQ2は、「advanced」と「S line」の2つのグレードが設定されています。
どちらも1.5LのTFSIエンジンと2.0LのTDIエンジンから選択可能です。
「advanced」は、シルバーのアンダーガードやコントラストペイントを採用し、SUVらしい力強さを表現しています。
17インチのアルミホイールを標準装備し、シンプルながらも上質な印象を与えます。
一方、「S line」は、よりスポーティな外観を特徴としています。
ボディ同色のアンダーガードやサイドシルを採用し、ダイナミックなスタイリングを強調しています。
専用の18インチアルミホイールも、存在感を引き立てています。
また、S lineではマトリクスLEDヘッドライトがオプション設定されているのに対し、advancedではLEDヘッドライトが標準装備となっています。
インテリアでは、S lineに専用のスポーツシートが装備され、よりドライビングを楽しめる環境が整っています。
さらに、フラットボトムステアリングやアルミニウムルックのインテリアトリムなど、スポーティなディテールが随所に施されています。
一方、advancedでは標準シートが採用され、落ち着いた雰囲気となっています。
インテリアトリムもベーシックな素材が使用されています。
価格面では、advancedが412万円から、S lineが449万円からとなっています(2023年4月1日現在)。
S lineのほうが、37万円ほど高くなっています。
グレード選択のポイントとしては、スポーティさを重視するならS line、シンプルさや価格を優先するならadvancedがおすすめと言えるでしょう。
ただし、オプション次第では価格差が縮まることもあります。
ディーラーで実車を見比べ、試乗した上で総合的に判断することが大切です。
アウディ認定中古車制度でQ2を安心購入
アウディ認定中古車制度は、新車のようなコンディションと品質を保証する制度です。
厳しい基準をクリアした車両のみが認定中古車として販売されるため、安心して購入できるのが大きなメリットと言えます。
認定中古車に選ばれるQ2は、100項目にも及ぶ入念な点検と整備を受けています。
専門のテクニシャンが、エンジンやトランスミッション、ブレーキなどの重要部品から細かな箇所まで隅々までチェックし、必要に応じて部品の交換や修理を行います。
また、認定中古車には最長2年の保証が付帯します。
万が一の故障やトラブルにも、アウディ正規ディーラーで無償で修理を受けられるため、購入後も安心できるのがポイントです。
さらに、24時間365日対応のアウディ ロードサイドアシスタンスも付いてきます。
事故や故障で動けなくなった場合でも、レッカーサービスを無償で利用できるため、トラブル時の不安を軽減できるでしょう。
加えて、認定中古車専用の「Audi 認定中古車 ファイナンスプログラム」も用意されています。
最長84回払いまで選択でき、月々の支払いを抑えることが可能です。
残価設定型ローンの「アウディファイナンシャル」も利用できるため、様々な選択肢の中から自分に合ったプランを選べるのも嬉しいポイントです。
以上のように、アウディ認定中古車制度を利用することで、品質と保証、そしてアフターサポートが充実したQ2を手に入れることができます。
新車に近い状態でありながら、価格面のメリットもあるため、納得の購入につながるでしょう。
ただし、認定中古車はあくまで中古車です。
年式や走行距離によっては、経年劣化が避けられません。
カーライフのスタイルや予算に合わせて、慎重に選ぶことが大切だと言えます。
実際に販売店で現車を確認し、整備記録をチェックするのはもちろん、試乗して実際の状態を確かめることをおすすめします。
その上で、保証内容や諸費用についてもしっかりと説明を受け、納得してから契約するようにしましょう。
アウディ Q2のサイズ感は日本の道路事情にマッチ
アウディQ2は、全長4200mm×全幅1795mm×全高1530mmというサイズを誇ります。
SUVの中では非常にコンパクトな部類に入り、日本の道路事情にマッチしていると言えるでしょう。
全長4200mmというのは、トヨタ ヤリスクロスとほぼ同等のサイズ感です。
全幅も1800mm以下に抑えられているため、細い路地への進入や縦列駐車も苦になりません。
都市部の狭い道でも運転しやすいのが大きな魅力と言えます。
また、全高1530mmというのは、立体駐車場の高さ制限をクリアできるボーダーライン上にあります。
平置きの駐車場が少ない都心部でも、ストレスなく車を停められるでしょう。
一方で、室内空間の広さは驚くべきレベルにあります。
ホイールベースは2600mmと、全長の割に長めに設定されています。
そのため、特にリアシートは広々としており、大柄な大人でもゆったりと座ることができます。
ラゲッジスペースは、最大で1050Lを確保。
後部座席を倒せば、大きな荷物も楽々積み込めます。
日常使いはもちろん、レジャーシーンでも活躍してくれるでしょう。
このように、全長4m強というコンパクトなボディでありながら、室内空間や積載性に優れているのがQ2の特徴です。
外寸が小さいことで、取り回しの良さや燃費の良さに直結しています。
それでいて、乗る人を窮屈にさせない設計になっているのは、さすがアウディと言えます。
もちろん、ファミリーカーとしては少し手狭に感じるかもしれません。
大人4人がギリギリ乗れるサイジングなので、子育て世帯には物足りなさを感じる人もいるでしょう。
しかし、日本の都市環境で使うにはうってつけのサイズだと言えます。
駐車場選びに悩まされることなく、ストレスフリーなカーライフが送れるはずです。
狭い日本の道路事情にマッチしたQ2は、コンパクトSUVを探している人にこそおすすめしたい一台と言えるでしょう。
Audi Q2オーナーの不満や改善してほしい点とは
Audi Q2は魅力的な車である一方、オーナーの不満点もいくつか見受けられます。
まず、価格に対する満足度が低いようです。
4つのグレードが用意されていますが、どれもガソリン車で400万円以上、ディーゼル車だと500万円近くになってしまいます。
SUVとしては小型の部類であることを考えると、少し割高に感じる人が多いようです。
また、エクステリアに関しては、「地味」「もっと個性が欲しい」といった意見が見られます。
アウディらしいシャープなデザインは評価する一方、ライバル車と比べてインパクトに欠けると感じている人もいるようです。
パワートレーンに関しては、1.5LのTFSIエンジンについて、「パワー不足を感じることがある」という声が一定数あります。
ターボを搭載しているとはいえ、車重1340kgのQ2を動かすには物足りなさを感じるシーンもあるようです。
インテリアの質感については賛否が分かれるところ。
シンプルで洗練された造りは好評ですが、ハードプラスチックの使用箇所が目立つと感じる人もいます。
アウディブランドのイメージからすると、期待外れに映ったのかもしれません。
加えて、後席の狭さに不満を持つオーナーの声もちらほら。
大人4人がギリギリ乗れる空間ではありますが、長時間の移動となると窮屈さは否めません。
チャイルドシートを装着すると、さらに手狭になるでしょう。
そのほか、MMIナビゲーションシステムの使い勝手に不満を感じている人や、Apple CarPlay周りの不具合を指摘する声もあるようです。
総じて、価格や質感、実用性など、期待値とのギャップに不満を感じているオーナーが一定数いると言えそうです。
ただし、不満点の多くは、Q2のコンセプトと密接に関わっている部分だとも言えます。
全長4.2mのコンパクトなボディに、プレミアムブランドの装備を詰め込んだ結果、どこかに割り切りが生じてしまうのは避けられないのかもしれません。
むしろ、Q2のコンセプトにマッチする人を選ぶクルマなのかもしれません。
都会的なライフスタイルに合わせたコンパクトSUVを求める層をターゲットにしているのでしょう。
そういう意味では、不満点を改善してほしいというよりは、Q2の個性をよく理解した上で購入することが大切だと言えます。
とはいえ、今後のモデルチェンジでは、インテリアの質感向上や、後席の居住性アップなど、部分的な改良は望まれるところです。
価格については、装備内容とのバランスを再考する余地があるかもしれません。
今後、アウディがどのようにQ2を進化させていくのか。
オーナーの声に耳を傾けつつ、Q2らしさを追求していく姿勢に期待したいところです。
アウディ Q2が売れてない理由とは?新車を購入したら過去の行動にも注意
アウディQ2は、コンパクトな車体に先進装備を詰め込んだ魅力的なSUVでありながら、販売台数が伸び悩んでいるのが現状です。
その理由はいくつか考えられますが、Q2の特性をよく理解することが大切だと言えます。
価格の割に小さすぎるサイズがQ2不人気の原因か
アウディQ2の販売不振の理由の一つに、価格とサイズのバランスの悪さが指摘されています。
Q2は全長4200mmと、SUVの中では非常にコンパクトなサイズです。
都市部での使い勝手は抜群ですが、一方で車内空間の狭さは否めません。
特に後部座席は、大人がゆったりと座るにはやや窮屈と言わざるを得ないでしょう。
しかし価格は、ガソリン車で400万円以上、ディーゼル車に至っては500万円近くになります。
サイズの割に高額であることから、コストパフォーマンスに不満を感じる人が多いのです。
実際に、価格に対するネガティブな口コミが目立ちます。
「同じ値段なら、もう少し大きな車が買える」「プレミアム感を求めるなら、Q3以上の方が満足できる」といった声が挙がっているのです。
Q2のスペックや装備を見れば、決して割高とは言えないかもしれません。
しかし、サイズと価格のバランスについては、消費者の感覚とズレがあるようです。
アウディとしては、コンパクトさゆえのメリットをもっとアピールする必要があるのかもしれません。
都市生活に適したサイズ感は、Q2ならではの魅力のはずです。
また、エントリーグレードの価格を見直すことも一案かもしれません。
より多くの人に手の届く価格設定にすることで、Q2の良さを知ってもらうきっかけになるかもしれません。
サイズと価格のバランスの問題は、Q2の売れ行き不振に少なからず影響していると考えられます。
今後の販売戦略の見直しが求められていると言えるでしょう。
地味すぎるデザインがアウディQ2の売れ行きを阻害
アウディQ2の売れ行き不振の理由として、デザイン性の低さも指摘されています。
Q2は、アウディらしいシャープなデザインが特徴的です。
八角形のシングルフレームグリルや、ポリゴンデザインのヘッドライトなど、精悍な印象を与えるディテールが随所に見られます。
しかし全体的に見ると、どこか地味な印象も否めません。
サイドビューは流麗ですが、他のアウディ車に比べると個性に欠けると感じる人も多いようです。
特に、エントリーグレードの17インチホイールは、SUVらしい存在感に欠けると指摘されています。
無骨さや力強さといったSUVのイメージからは、やや乖離しているのかもしれません。
ボディカラーについても、シックなトーンが中心で、鮮やかな色使いがないのが物足りないと感じる人がいるようです。
若者層をターゲットにしているだけに、もう少し個性的なカラーリングがあっても良かったのかもしれません。
また、ライバル車と比較しても、インパクトの弱さは否めません。
BMW X2やメルセデス・ベンツGLAなどは、よりスタイリッシュで存在感のあるデザインが特徴です。
それに比べると、Q2はやや影が薄く感じられてしまうのです。
もちろん、シンプルでミニマムなデザインを好む層も一定数いるでしょう。
飽きの来ないデザインは、長く乗り続けられるメリットもあります。
しかし、SUV市場ではデザイン性も重要な要素の一つです。
見た目の魅力に欠けることが、Q2の売れ行き不振につながっている可能性は高そうです。
今後のマイナーチェンジでは、よりインパクトのあるデザインを採用することも検討されるかもしれません。
アウディらしさを維持しつつ、SUVとしての個性を打ち出すことが求められるでしょう。
Q2の先進装備と上質な走りを評価する声も
アウディQ2は、コンパクトなボディに先進装備を詰め込んだ魅力的な車です。
MMIナビゲーションシステムやバーチャルコックピット、リヤビューカメラなどを標準装備し、利便性に優れています。
また、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、プリクラッシュブレーキなどの安全システムも充実しています。
この車格では珍しい、先進運転支援システム(ADAS)の装備は高く評価できるポイントです。
さらに、アウディ独自の4WDシステム「クワトロ」を搭載したモデルもラインナップ。
コンパクトボディながら、オンロードでもオフロードでも高い走破性を発揮します。
SUVらしい頼もしさを備えていると言えるでしょう。
加えて、Aピラーの細さや大きなグリーンハウスエリアによる抜群の視界の良さも特筆すべき点です。
小柄なドライバーでも、見晴らしの良い運転ができるはずです。
パワートレインについても、1.5LのTFSIエンジンはコンパクトながら十分な出力を発揮。
ダウンサイジングターボならではありながら、高回転までしっかりと吹け上がる爽快感もあります。
2.0Lの4気筒TDIエンジンも加わり、トルクフルな走りが楽しめるようになりました。
足回りにはマクファーソンストラット式サスペンションを採用。
上質な乗り心地と安定したハンドリングを両立しています。
また、アウディドライブセレクトにより、走行モードを選択することも可能。
シーンに合わせて、最適なセッティングを選べるのは嬉しいポイントです。
一方、価格への不満も一部で聞かれます。
装備内容を考えれば妥当と言えますが、同じ金額でもう少し大きなSUVが買えるのは事実。
コストパフォーマンスの点では物足りなさを感じる人もいるようです。
総合的に見れば、Q2の魅力はコンパクトさと先進装備のバランスの良さにあると言えるでしょう。
アウディブランドならではのクオリティの高さも、大きな強みです。
都市型SUVとしては申し分ない一台と言えます。
デザインや価格の面での不満はあるものの、Q2の本質的な魅力は揺るぎないはず。
コンパクトプレミアムSUVを探している人には、ぜひ検討してほしい一台です。
実際に試乗して、その良さを体感してみることをおすすめします。
アウディQ2の信頼性は電装系に不安が残る
アウディQ2は、全体的に高い品質を誇る一方、一部の部品に不安を感じるユーザーもいるようです。
特に、電装系の不具合を指摘する声が目立ちます。
たとえば、エアコンの効きが悪くなったり、作動が不安定になったりするケースが報告されています。
また、パワーウィンドウが動かなくなるトラブルも発生しているようです。
一部の車両では、ナビゲーションシステムのフリーズや、バックカメラの映像が映らなくなるなどの不具合も見られました。
これらの問題は、部品の品質というよりは、車載ソフトウェアの最適化不足が原因のようです。
電子制御化が進む現代の車では、ソフトウェアの完成度が信頼性に直結します。
その点で、Q2にはまだ改善の余地があると言えるでしょう。
エンジンやミッション、サスペンションなどの基本性能に関しては、大きな問題は報告されていません。
アウディ車らしい高い品質は健在のようです。
ただ、ターボの不具合やオイル漏れなど、一部のユーザーから懸念の声が上がっているのも事実です。
また、アウディ車に共通する弱点として、高額な修理費用も指摘されています。
部品代が高いため、ちょっとした故障でも出費がかさむことがあるようです。
特に、保証期間が切れた後の修理は、覚悟が必要かもしれません。
とはいえ、Q2の故障率が特別に高いというわけではありません。
どちらかというと、ドイツ車に共通する課題と言えるでしょう。
メンテナンスを怠らず、定期的に点検整備を行うことが大切です。
中古車の購入を検討する際は、保証の有無や内容をよく確認することが重要です。
初期不良などのリスクを考えると、できるだけ新しい車両を選ぶのが無難かもしれません。
Q2は、アウディブランドの信頼性を背景に、高い品質を実現している車種です。
電装系の不具合は改善が望まれるものの、全体的には優れた信頼性を誇ると言えるでしょう。
適切なメンテナンスを行いながら、長く付き合っていける一台になりそうです。
同クラス最高レベルのQ2燃費だが維持費に課題
アウディQ2は、同クラスのSUVの中でも最高レベルの燃費性能を誇ります。
1.0L 3気筒ターボエンジンを搭載したモデルは、JC08モードで17.9km/Lという優れた数値を記録。
ガソリンエンジンとは思えないほどの燃費の良さです。
1.4Lモデルも、シリンダー休止システムを採用することで、無駄な燃料消費を抑えています。
カタログ燃費は16.4km/Lと、この排気量クラスとしては上々の結果と言えるでしょう。
2020年12月に追加された2.0Lディーゼルエンジンは、最大トルクこそ340N・mと大幅にアップしたものの、燃費はWLTP combined で20.4km/Lを達成。
SUVとは思えない低燃費を実現しています。
実際のオーナーからも、燃費の良さを実感しているという声が多数上がっています。
街乗りでも15km/L以上を記録することは珍しくなく、長距離ドライブなら20km/Lを超えるケースもあるようです。
エンジンの気筒休止システムと、7速Sトロニックトランスミッションの組み合わせが奏功しているのでしょう。
ドイツ車らしい、高効率なパワートレーンが活かされていると言えます。
ただし、低燃費であることイコール低維持費とは限りません。
Q2の維持費については、課題も指摘されているのです。
まず、ハイオク仕様であることから、燃料代が割高になってしまうのは避けられません。
レギュラー指向の強い日本市場では、この点がネックになっているのかもしれません。
また、アウディ車は部品代が高額なのも事実です。
消耗品であるブレーキパッドやワイパーブレードの交換でも、国産車の2倍近い出費を覚悟しなくてはなりません。
ディーラーでのメンテナンスに至っては、さらにコストがかさむでしょう。
足回りのトラブルなどが起きた場合、修理費用が高額になるリスクもあります。
保証で対応してもらえれば良いですが、自己負担となれば痛い出費になってしまいます。
Q2は同クラスのBMWやメルセデス・ベンツと比較すれば、維持費は安いほうだと言われています。
とはいえ、国産車の1.5倍程度の支出は覚悟しておく必要があるでしょう。
低燃費であることは間違いありませんが、総合的な維持費の高さは考慮に入れる必要があります。
Q2の購入を検討する際は、イニシャルコストだけでなく、ランニングコストもしっかりと見積もることが大切だと言えるでしょう。
グレード構成はシンプルだがディーゼル設定あり
アウディQ2は、非常にシンプルなグレード構成が特徴です。
ガソリンエンジンを搭載する「advanced」と「S line」の2つのグレードを設定。
さらに、そこにディーゼルエンジンを組み合わせた4つのバリエーションを用意しています。
まず、ガソリンエンジンは、1.5L 直列4気筒ターボの「35 TFSI」のみ。
シリンダー休止システムを採用し、高効率と高出力を両立しています。
最高出力は110kW(150PS)、最大トルクは250Nm(25.5kgm)を発生。
コンパクトSUVとしては十分なパフォーマンスを発揮します。
ディーゼルエンジンは、2.0L 直列4気筒ターボの「35 TDI」を設定。
こちらも最高出力は110kW(150PS)ですが、最大トルクは340Nm(34.7kgm)とガソリンエンジンを大きく上回ります。
太い低速トルクによる力強い走りが魅力です。
これらのエンジンは、いずれも7速Sトロニックトランスミッションとの組み合わせ。
変速ショックが少なく、スムーズな加速を実現しています。
グレードによる主な違いは、足回りとインテリアです。
「advanced」は17インチアルミホイールにノーマルサスペンションを採用。
一方、「S line」は18インチアルミホイールにスポーツサスペンションを組み合わせ、よりダイナミックな走りを追求しています。
内装では、「S line」にスポーツシートが標準装備されるのが特徴的。
専用のファブリックとレザーを組み合わせたシートは、ホールド性に優れ、スポーティな雰囲気を演出しています。
装備面での違いはそれほど大きくありませんが、「S line」にはよりスポーティなエクステリアパーツが与えられています。
ボディ同色のバンパーやサイドシルなどにより、精悍な印象を強調。
グレードによって、外観の印象がガラリと変わるのも面白いポイントです。
また、ディーゼルエンジンを設定しているのもQ2の特徴と言えるでしょう。
自動車の電動化が進む中、ディーゼル離れが加速しているのは事実です。
しかしクリーンディーゼルの技術を持つアウディは、SUVにこそふさわしいトルクフルなエンジンを用意してくれました。
グレード構成はシンプルですが、エンジンの選択肢を設けている点は評価できます。
自分のライフスタイルに合わせて、ベストなパワートレーンを選べるのはありがたいですね。
価格差もそれほど大きくないので、じっくりと吟味してみる価値はありそうです。
狙い目はコスパ良好な2018-2019年式のQ2中古車
アウディQ2は、新車価格が400万円を超える高級SUVです。
購入を検討する際、中古車は魅力的な選択肢と言えるでしょう。
特に、2018年から2019年にかけて販売されたモデルは、コストパフォーマンスに優れていると評判です。
まず、2017年に発売された初期モデルは、すでに新車登録から3年以上が経過しているため、新車保証が切れている可能性が高い点に注意が必要です。
ディーラー保証の延長を含めた対策を検討しなければいけません。
一方、2019年11月のマイナーチェンジ以降のモデルは、LEDヘッドライトやデジタルメータークラスター「バーチャルコックピット」など、装備が大きく進化しています。
しかし、その分だけ新車価格は高くなっているのが実情です。
そこでオススメなのが、マイナーチェンジ前の2018年から2019年式のQ2です。
新車から2〜3年程度しか経っていないため、状態の良い車両が多数流通しています。
それでいて、価格は新車より100万円以上安いのが魅力。
グレードで言えば、「1.0TFSI スポーツ」が狙い目です。
新車価格は354万円でしたが、現在は250万円前後で購入できます。
装備も十分に充実しており、コンパクトSUVを手頃な価格で手に入れられるチャンスと言えるでしょう。
走行距離は1万km前後が理想ですが、5万kmまでなら許容範囲かもしれません。
この年式のQ2は、全体的にコンディションの良い個体が多いと言われています。
外装の傷や内装の汚れなどは、実車を見てよく確認することが重要です。
ディーラーの中古車なら、ある程度の整備は施されているはずですが、念のため細部までチェックしておきたいです
まとめ:アウディ Q2が売れてない理由について
- アウディ Q2は価格の割にサイズが小さい
- デザインが地味で個性が足りない
- 先進装備や上質な走りには定評がある
- 電装系の信頼性については不安の声も
- 燃費は良いが維持費は高め
- グレード構成はシンプルだがディーゼル車も選択可能
- 中古車は2018~2019年式が狙い目
- 車内空間は狭く、大人4人が限界
- ラゲッジスペースは最大1050Lと十分な容量
- コンパクトなサイズ感は日本の道路事情に最適
- アウディの最新技術が詰まった魅力的なSUV
- 購入前にメリット・デメリットをよく理解することが重要