アウディA6は、ゆとりある室内空間と走行安定性を兼ね備えた高級セダンです。
その魅力の一つが、でかいボディサイズを活かした広々とした居住性です。
しかし、大柄なボディは取り回しが難しいというデメリットもあり、都心部など狭い道が多いエリアでは敬遠されがちなのが実情です。
それが、他のライバル車と比べて販売台数が伸び悩む理由の一つとも言われています。
この記事では、アウディA6のでかいボディが生み出す魅力と課題について詳しく解説します。
ゆったりとした室内空間と優れた走行安定性、洗練されたデザインなど、A6の大きなボディがもたらすメリットを紹介。
一方で、狭い道での取り回しの難しさや、駐車場探しの苦労など、デメリットにも触れていきます。
また、A6は本当に金持ちしか乗れない高級車なのか、維持費の高さは、中古車購入時の注意点と合わせて解説。
ディーゼルモデルの評価や、同じアウディのA4との比較など、A6選びに役立つ情報が満載です。
A6の購入を検討している方はもちろん、大型セダンに興味がある方もぜひご覧ください。
- アウディA6のでかいボディがもたらす、ゆとりのある室内空間の秘密がわかる
- アウディA6を購入する際に注意すべき点、特に中古車購入時の注意点がわかる
- アウディA6のでかい車体が実現する、快適な乗り心地と走行安定性の秘密がわかる
- アウディA4とA6を比較し、それぞれのサイズ感の違いや特徴がわかる
アウディ A6のでかいボディが実現するゆとりの室内空間
アウディA6は、高級セダンとして人気のモデルです。
特に最新の8代目モデルは、先代からさらに進化を遂げ、よりエレガントでスタイリッシュなデザインが特徴となっています。
そんなA6の魅力の一つが、ゆとりの室内空間です。
大柄なボディサイズを活かし、広々とした居住性を実現しているのです。
アウディ A6に乗るのは金持ちだけ?
アウディA6は高級車の代表格で、街中でA6に乗っている人を見ると金持ちのイメージが強いかもしれません。
確かに新車で購入するとなると、価格は800万円を超えることもあり、簡単に手が出せる金額ではありません。
ただし近年は、中古車市場でA6が比較的リーズナブルな価格で購入できるようになってきました。
新車登録から3年経過したモデルなら、半額以下の300万円台で購入できるケースも珍しくありません。
とはいえ、メンテナンス費用はけっして安くはなく、税金や保険料なども高額になりがちです。
燃料代も馬鹿になりません。
そのため、A6に乗るのは経済的にゆとりのある人が中心と言えるでしょう。
ランニングコストも含めて余裕を持って維持できる人でないと難しいかもしれません。
ただ、資産が潤沢な金持ちだけでなく、車にお金をかけたいという車好きな人もA6を選ぶようです。
維持費がかかりそうだと分かっていてもA6に惹かれる魅力があるのでしょう。
後述するように、A6は室内の快適性や走行性能の高さが特徴です。
そこに価値を見出す層にとっては、費用をかけてでも乗りたい1台と言えそうです。
アウディ A6はなぜ売れないのか
アウディA6は高い人気を誇る高級セダンですが、他のライバル車と比べると販売台数はやや低調と言われています。
2022年の国内新車販売台数を見ると、メルセデス・ベンツEクラスが6,351台、BMW 5シリーズが2,546台だったのに対し、A6は1,319台にとどまりました。
なぜA6の販売台数が伸び悩んでいるのでしょうか。
その理由の一つとして、ボディサイズの大きさが挙げられます。
全長5m近い大柄なボディは、都心部など狭い道が多いエリアでは取り回しが難しいと敬遠されがちなのです。
地方都市であれば大きなサイズもさほど問題にならないかもしれませんが、首都圏など人口密集地では車庫入れなどに苦労することも。
駐車場探しにも一苦労です。
また価格面でも、ライバル車種と比較してやや割高な設定となっているのが現状です。
燃費性能も同クラスの国産セダンには及ばず、維持費の高さを心配する声もあります。
加えて、日本市場においてセダン人気そのものが低迷していることも影響しているでしょう。
昨今はSUVブームが加速しており、セダンを選ぶ顧客層は限定的になりつつあります。
ただし、A6のような本格的な高級セダンを求める根強いファン層は確実に存在します。
そうした層にとってはA6の持つ上質な乗り心地や洗練されたデザインに惹かれるのです。
台数だけでなく、ブランドイメージの向上にA6は一定の貢献をしていると言えるでしょう。
今後もアウディのフラッグシップセダンとして存在感を放ち続けることが期待されます。
中古アウディ A6購入時の注意点
アウディA6は、新車で購入するとかなりの高額になりますが、中古車市場では比較的お手頃な価格で手に入れることができます。
特に、人気の4代目A6(C7型)なら、年式や走行距離にもよりますが、300~500万円程度で購入できるでしょう。
しかし、中古のA6を選ぶ際は注意すべき点がいくつかあります。
まず気をつけたいのが、高額修理につながる可能性のあるトラブルです。
特に、7速Sトロニックと呼ばれるデュアルクラッチトランスミッションの不具合は要注意です。
このトランスミッションは、素早くスムーズなギアチェンジを実現する優れたシステムですが、場合によってはオイル漏れやクラッチの滑りなどのトラブルを引き起こすことがあります。
修理となると、100万円以上の費用がかかるケースも珍しくありません。
中古車を検討する際は、このあたりの不具合履歴を十分にチェックしておく必要があるでしょう。
また、サスペンションやブレーキ、電装系統のトラブルも起こりやすいと言われています。
エアサスのトラブルは、高額な修理費用につながることも。
細部まで入念に確認することが重要です。
購入前の試乗チェックでは、エンジンやトランスミッションの調子はもちろん、ブレーキの効きやサスペンションの状態などもしっかりと確かめましょう。
電装品の動作も、一通りチェックしておくと安心です。
車両の状態によっては、思わぬ修理費用がかかる可能性もあります。
中古車とはいえ、決して安い買い物ではないのでしっかりと吟味することが大切です。
もし不安があるようなら、Audi認定中古車制度を利用するのも一つの手です。
メーカー基準をクリアした良質な中古車が揃っているので、より安心して購入できるでしょう。
アウディ A6の上質な乗り心地
アウディA6の大きな魅力の一つが、その上質な乗り心地です。
大柄なボディを支える足回りは、しなやかな乗り心地と優れた直進安定性を高次元で両立しています。
A6に採用されているサスペンションは、ダブルウィッシュボーン式のフロントと、トラペゾイドリンク式のリアで構成されています。
これにより、路面からの衝撃を効果的に吸収し、フラットな乗り心地を実現しているのです。
また、アダプティブエアサスペンションを採用したモデルもラインナップ。
これは、電子制御ダンパーとエアスプリングを組み合わせたシステムで、路面状況に合わせてダンピングフォースを自動制御します。
高速走行時の安定性を高めつつ、荒れた路面では柔らかめのセッティングに切り替えることで、常に最適な乗り心地を提供してくれるのです。
車内に入ると、まるでラグジュアリーホテルのスイートルームのような居心地の良さを感じられるでしょう。
これは、高品質なシートマテリアルと、振動や騒音を抑えた静粛性の高さによるものです。
シートは上質なレザーが用いられ、ホールド性と快適性を両立したつくりになっています。
長距離ドライブでも疲れにくいのが特徴です。
シートヒーターやベンチレーション機能も備わり、季節を問わず快適に過ごせます。
インテリアの質感の高さも特筆すべき点です。
上質な革やウッドをふんだんに使用し、細部に至るまで丁寧に仕上げられています。
ドアを閉めたときの重厚な音も、高級車らしさを感じさせてくれるでしょう。
A6は、快適な乗り心地と洗練された室内空間によって、まさにプレミアムセダンにふさわしい居住性を実現。
ドライバーはもちろん、同乗者にもくつろぎに満ちた移動時間を提供してくれます。
遠出のドライブも苦にならないような、上質な乗り心地こそがA6の持ち味と言えるでしょう。
アウディ A6の大きなサイズ感
アウディA6の特徴の一つは、そのサイズの大きさです。
ひと目見ただけで、ずっしりとした重量感と堂々たる存在感を放っています。
現行モデルの8代目A6セダンの全長は4,940mm、全幅は1,885mm、全高は1,430mmとなっています。
日本の道路事情を考えると、かなり大柄なサイズと言えるでしょう。
全長は5mに迫る勢いで、駐車場に停めるときには周囲との距離感に注意が必要です。
全幅も1.8mを超えているので、狭い路地での離合などは神経を使うかもしれません。
大柄なサイズは、都心部など狭い道が多いエリアでは取り回しが難しいというデメリットになります。
駐車場探しにも一苦労するでしょう。
車庫入れが苦手な人には、ちょっとストレスに感じるサイズかもしれません。
その一方で、ゆったりとした室内空間を確保できるのは大きなメリットです。
ホイールベースは2,925mmもあり、十分な前後席の広さを実現。
運転席や助手席は、大柄な体格の人でもゆったりと座れるスペースが確保されています。
後部座席も、膝まわりに余裕があり、大人が3人座っても窮屈さを感じさせません。
また、ラゲッジスペースの広さも見逃せないポイントです。
トランク容量は530Lもあり、大きな荷物もらくらく積み込めます。
ゴルフバッグなら4つは軽々と収納できるでしょう。
旅行の際にも、家族の大きな荷物をまとめて詰め込めるのは心強い限りです。
後部座席を倒せば、さらに大きな荷室を確保することも可能です。
このように、大きなサイズ感は取り回しでは不利になるものの、室内の広さや積載性の高さなど、メリットも大きいのです。
A6の堂々たるプロポーションは、高級セダンにふさわしい風格を感じさせてくれます。
サイズ感から生まれる安心感や充実感も、A6の魅力と言えるでしょう。
アウディ A4とA6のサイズ比較
アウディの主力セダンと言えば、A4とA6の2モデルが代表的です。
どちらもスタイリッシュなルックスと上質な走りが魅力のプレミアムセダンですが、サイズ感にはっきりとした違いがあります。
まずA4ですが、現行モデルのボディサイズは全長4,762mm×全幅1,847mm×全高1,431mmとなっています。
全長は5m弱、全幅は1.8m強で、日本の道路事情に合わせたコンパクトなサイジングです。
一方のA6は、全長4,939mm×全幅1,886mm×全高1,457mmというサイズ。
全長は5mに迫り、全幅も1.8mを大きく超えています。
A4と比べると、全長で約18cm、全幅で約4cm大きくなっているのがわかります。
ボディの造形でいえば、A6のほうがよりワイドでロング感が強調されたデザインと言えるでしょう。
ホイールベースの長さを見ても、A4が2,819mmなのに対し、A6は2,924mmと10cm以上長くなっています。
これだけの差があれば、室内の広さにも大きな違いが生まれます。
実際にA4とA6の車内空間を比べてみると、A6のほうがかなりゆったりしていることがわかります。
運転席や助手席はもちろん、後部座席の足元スペースにも大きな開きがあります。
大柄な人や、乗車人数が多い家族連れなどは、A6のほうがストレスなく乗れるでしょう。
反対にA4は、都会での小回りの効く取り回しやすさが魅力です。
価格面でも、新車時で200万円ほどA6のほうが高くなっています。
ランニングコストの面でも、A4のほうが経済的なのは確かです。
そうしたことも含め、ライフスタイルに合わせて選ぶのが良いでしょう。
ゆとりある空間を求めるならA6、スマートな走りと燃費の良さならA4と、使い分けるのも手です。
同じアウディのセダンでも、サイズ感による個性の違いは意外に大きいのです。
A4とA6、それぞれの魅力を見極めた上で選びたいものです。
アウディ A6 でかいボディで高級感と走行安定性を両立
アウディA6は、大きなボディサイズを活かして高級感と走行安定性を高次元で両立したセダンです。
堂々としたプロポーションは見る者を圧倒しますが、それと同時に確かな安心感ももたらしてくれます。
アウディ A6 C7型の魅力
アウディA6の4代目モデルであるC7型は、2011年から2018年まで販売されていました。
先代C6型から全長と全幅を拡大し、よりダイナミックなスタイリングに変化。
アウディお得意のLEDヘッドライトや、個性的なリアのテールランプデザインが目を引くルックスとなっています。
ボディサイズは、セダンが全長4,933mm×全幅1,874mm×全高1,455mm、ワゴンのアバントが全長4,943mm×全幅1,874mm×全高1,461mmです。
セダン、アバントともに全長は5m弱とかなりの大型サイズ。
おかげで室内はとても広々としており、前席はもちろん後席も大人がゆったりと座れる空間が確保されています。
高速道路などでは抜群の直進安定性を発揮します。
大柄なボディは重量も相まって、どっしりとした安定感ある走りを生み出すのです。
カーブの多い山道などでも、車体の大きさを感じさせないほどのコーナリング性能を見せてくれました。
アウディの誇る4WDシステム「クワトロ」が、卓越したロードホールディング性能に貢献しています。
パワートレインは、2リッター直4ターボ、3リッターV6スーパーチャージャー、3リッターV6ディーゼルターボの3種類。
いずれも力強いトルクと滑らかな加速フィールが魅力でした。
7速デュアルクラッチトランスミッション(Sトロニック)との組み合わせで、スポーティかつスムーズな走りを実現していました。
C7型は、「A6」の中でも人気の高かったモデルの一つです。
大きなボディによる存在感と快適性、走行性能の高さが支持されていました。
現在も中古車市場で多くの在庫があり、比較的お買い得な価格で購入できるのも魅力と言えるでしょう。
アウディ A6 4代目の進化
アウディA6の4代目モデル(C7型)は、先代から大きく進化を遂げました。
ボディは全長と全幅を伸ばして堂々たるサイズに。
それでいて空力性能を高め、燃費効率の向上も実現しています。
ボンネットやドア、フェンダーにアルミニウムを採用することで軽量化も図られました。
デザイン面でも、よりシャープで精悍なイメージに変化。
フロントのシングルフレームグリルを大型化し、存在感をアップ。
特にS lineのグリルは迫力満点です。
また、くっきりとしたショルダーラインも車体のワイド感を強調しています。
LEDヘッドライトや、流れるようなウインカー(ダイナミックターンインジケーター)も、先進的でハイテクな印象をもたらします。
インテリアはシンプルながら、上質な素材を随所に使用し高級感を演出。
特にS lineではスポーツシートやアルミニウムのデコラティブパネルなど、スポーティかつプレミアム感の高い空間が広がります。
新世代のMMIシステムは、タッチパッド付きのコントローラーを採用。
直感的な操作が可能になり、ナビゲーションや各種設定がスムーズに行える点も改善されました。
シートは長距離運転でも疲れにくいホールド性の高いものを採用。
シートヒーターやベンチレーション機能も、快適な移動をサポートしてくれます。
エンジンは2リッター直4ターボ、3リッターV6スーパーチャージャー、3リッターV6ディーゼルターボと、パワフルかつ環境性能に優れるものを設定。
最高出力は、2リッター直4ターボの252PS、3リッターV6スーパーチャージャーは333PSを発生します。
トランスミッションは7速Sトロニックを全車に採用。
ギア比の設定を最適化することで、低燃費と力強い走りを両立しています。
足まわりは、ダブルウィッシュボーン式のフロントサスペンションと、トラペゾイドリンクサスペンションのリアを組み合わせた4リンク式。
優れた操縦安定性と快適な乗り心地を実現しました。
空気圧式サスペンションを装備するモデルもラインアップされ、さらに上質な乗り味が味わえます。
4代目A6は、大きなボディと洗練されたデザイン、充実の装備、強化されたパワートレーンなど、さまざまな面で大きく進化を遂げたモデルだったのです。
アウディ A6のディーゼルモデル評価
アウディA6には、ガソリンエンジン仕様と並んでディーゼルエンジンを搭載したモデルがラインアップされています。
現行モデル(8代目)の日本仕様では、2リッター直4ディーゼルターボの「40 TDI」が設定されています。
このエンジンは、最高出力204PS、最大トルク400Nmを発生。
従来の2リッター直4ディーゼルから48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせることで、さらなる低燃費と高出力を実現したのが特徴です。
実際の走りはどうでしょう。
発進時から力強いトルクを発生し、スムーズな加速が楽しめます。
特に中速域からは一気に加速していく伸びやかさがあり、高速道路などでも余裕の走りが可能です。
アイドリングストップ機構も備わり、市街地での低速走行時には静粛性の高さも実感できるでしょう。
燃費性能の良さももちろん大きな魅力。
WLTCモードで16.1km/Lという優れた数値を記録しています。
ディーゼルエンジンならではの経済性の高さと、余裕あるパワーを兼ね備えた走りが魅力と言えます。
前モデルの4代目A6(C7型)においても、3リッター V6ディーゼルターボの「3.0 TDI」が用意されていました。
最高出力272PS、最大トルク580Nmを発生する、パワフルなエンジンです。
セダンモデル、ワゴンのアバントともに「3.0 TDI」を選ぶことができ、スポーティなSラインも設定されていました。
力強い加速と安定感のある高速クルージングを楽しめるのが魅力でした。
ディーゼルエンジン特有の振動や騒音は、防振対策や吸遮音材の最適化によってしっかりと抑えられています。
走行中はガソリン車とほとんど変わらないほどの静粛性を実現。
エンジン音も心地よい重低音で、むしろ胸が高鳴るような感覚すら覚えるでしょう。
また、ディーゼル車は一般的にガソリン車よりも燃費が良いのがメリットですが、その分、車両本体価格や維持費が高くなりがちです。
A6も例外ではなく、ディーゼル仕様のほうが購入価格は上乗せとなります。
また、エンジンオイルや各種フィルターの交換サイクルなどが短めに設定されており、メンテナンスには気を配る必要があるでしょう。
しかしその分、燃料代の節約分でトータルのランニングコストを抑えることができるはずです。
年間走行距離が多いユーザーほど、ディーゼルのメリットは大きいと言えそうです。
最近では都市部でのディーゼル車規制の動きもありますので、そうした点は注意が必要です。
とはいえ、最新のクリーンディーゼル技術を投入したA6のディーゼルなら、環境性能面での不安は少ないでしょう。
力強い走りと優れた経済性を併せ持つA6ディーゼル。
ロングドライブを多用するドライバーには、特におすすめのモデルと言えそうです。
アウディ A4とA6 どっちが大きい?
アウディのセダンで人気の高いA4とA6。
サイズ感はA6のほうがワンランク上で、A4よりひとまわり大きな車体を持っています。
数値で見ると、A4の全長が4,762mm、全幅が1,847mm、全高が1,431mmなのに対し、A6は全長4,939mm、全幅1,886mm、全高1,457mmです。
全長はA6のほうが約18cm長く、全幅は約4cm広い計算です。
全高もA6が約2.6cm高くなっており、ボディ全体がひとまわり大きいことがわかります。
ホイールベースを見ても、A4は2,820mmに対し、A6は2,924mmと10cm以上長いです。
A6のほうが全長が長いのは、ロング感のあるボンネットやトランクなど、よりダイナミックなプロポーションを構成しているからです。
おかげで重厚感のあるスタイリングに仕上がっています。
大きな分、A6の車内空間はとてもゆったりしています。
前席は大柄な体格の人でもストレスなく座れるスペースが確保され、後席も十分な広さがあります。
A4でも4人がゆったり乗れる居住性は備えていますが、後席の広さではA6が一日の長があると言えるでしょう。
大人数で乗る機会が多いなら、A6のほうが快適です。
トランクの容量もA6のほうが広い。
A4の480Lに対し、A6は530Lの荷室を備えています。
ゴルフバッグなども難なく積み込めるサイズで、アウトドアレジャーにもぴったりです。
反面、ボディサイズが大きい分、取り回しの面ではA4のほうが優位です。
縦列駐車や狭い道での離合など、A6は小回りの効きにくさを感じるシーンもあるでしょう。
また価格面でも、同じグレードで比べるとA4のほうが200~300万円ほど安価です。
維持費の面でもA4が経済的なのは確かでしょう。
とはいえA6は、ゆとりある居住性と、重厚感のあるスタイリング、大柄なボディがもたらす高い走行安定性など、A4にはない魅力が詰まっています。
選ぶべきはA4かA6か、それはユーザーの使用環境やライフスタイルに応じて変わってくるはずです。
コンパクトな車体で取り回ししやすい実用性を求めるならA4、ゆったり過ごせる車内空間と、高級感あるスタイリング、大型車ならではの安定した走りを楽しみたいならA6と、それぞれの良さを比較検討して選ぶのがおすすめです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
まとめ:アウディA6のでかい魅力について
- アウディA6は、でかいボディがゆとりのある室内空間を実現している
- 中古のアウディA6は比較的手頃な価格で購入できる
- 中古車購入時は、高額修理につながる可能性のあるトラブルに注意が必要
- アウディA6は、上質な乗り心地と優れた直進安定性を両立している
- アウディA6のでかいサイズは、日本の道路事情では取り回しが難しい場合もある
- アウディA6は、A4より大きなボディサイズで、よりゆとりのある室内空間を持つ
- アウディA6 C7型は、2011年から2018年まで販売されていた人気モデル
- アウディA6 4代目モデルは、先代からデザインや走行性能が進化
- アウディA6のディーゼルモデルは、力強い走りと優れた燃費性能が魅力
- ディーゼル車は、ガソリン車よりも車両本体価格や維持費が高くなる傾向
- アウディA6は、A4よりも車内空間やトランク容量が広い
- アウディA4とA6は、それぞれに魅力があり、ユーザーのニーズに合わせて選ぶことが重要