レクサスCTは、一部で「貧乏くさい」と揶揄されることもある高級コンパクトカーです。
しかし、本当にそうなのでしょうか?
実は、レクサスCTには高級車としての魅力が満載なのです。
この記事では、レクサスCTに乗っている人の特徴や、見栄で購入しているという誤解について解説します。
また、レクサスCTが壊れにくく、長期間乗れる理由や、燃費の良さ、中古車市場での人気についても詳しく触れていきます。
なぜレクサスCTが2022年に生産終了となったのか、その理由も探ります。
レクサスCTの値段は決して安くありませんが、購入後に後悔する人が少ないのはなぜでしょうか。
この記事を読めば、レクサスCTが決して「恥ずかしい」車ではなく、むしろ高級車としての魅力に溢れていることが分かるはずです。
- レクサスCTが「貧乏くさい」と言われる理由と、その誤解を解く
- レクサスCTの高級車としての魅力と、実用性の高さを詳しく解説
- レクサスCTの燃費性能、信頼性、長期所有のメリットについて
- レクサスCTの中古車市場での評価と、生産終了後の需要について
レクサスCTと貧乏のイメージは誤解だった
レクサスCTは、2011年に発売されたレクサスブランド初のプレミアムコンパクトカーです。
発売当初から「レクサスの中では安価なモデル」という印象から、一部では「貧乏くさい」「見栄っ張りが乗る車」などと揶揄されることもありました。
しかし、実際に乗ってみると、その評価は大きな誤解だと気づかされます。
ここでは、レクサスCTが「貧乏」とは無縁の高級車である理由について解説していきます。
レクサスCTに乗るのは恥ずかしくない
レクサスCTに乗ることを恥ずかしいと感じる人もいるようですが、それは単なる偏見に過ぎません。
確かに、レクサスCTはレクサスブランドの中ではエントリーモデルに位置づけられ、他のモデルと比べると価格は安めに設定されています。
しかし、それでも新車価格は386万円からとコンパクトカーとしては高級車の部類に入ります。
また、レクサスCTの内外装の質感は、同クラスの他社製モデルと比較しても遜色ありません。
上質なレザーシートやしっとりとした手触りの内装素材、静粛性の高いキャビンなど、随所にレクサスブランドのこだわりが感じられます。
エクステリアデザインも洗練されており、決して「貧乏くさい」などと言われるような代物ではないのです。
レクサスCTのオーナーの多くは、ブランドや見栄ではなく、その実用性の高さを評価して購入しています。
燃費性能や信頼性、コンパクトながら上質な乗り心地など、日常使いに適した性能を兼ね備えているからこそ、長年愛される車となっているのです。
「恥ずかしい」どころか、賢明な選択をしたと胸を張って乗れる1台だと言えるでしょう。
見栄ではなく実用性で選ぶオーナーが多数
前項でも触れたように、レクサスCTのオーナーの多くは「見栄」ではなく「実用性」を重視して購入しています。
コンパクトなボディサイズながら、レクサスブランドの強みである快適性や質感の高さを備えているのがレクサスCTの魅力です。
特に、燃費性能の高さはレクサスCTの大きなアピールポイントの1つです。
JC08モード燃費で26.6~30.4km/Lを達成しており、同クラスのガソリン車と比較しても圧倒的に優れた数値を誇ります。
長距離ドライブや日常の街乗りでも、経済的な運転が可能なのです。
また、レクサスCTはハイブリッド車のため、環境性能にも優れています。
CO2排出量の少なさから、環境に配慮した車選びをしたいというユーザーからも支持されてきました。
このように、単なる「見栄」ではなく、燃費性能や環境性能といった実用的な面でレクサスCTを選ぶオーナーが多いのが特徴です。
高級ブランドでありながら、必要十分な機能とサイズを備えているため、多くの人から「賢い選択」と評価されているのです。
レクサスCTに乗ってる人の特徴とは
では、具体的にどのような人がレクサスCTを選んでいるのでしょうか。
前述のとおり、レクサスCTのオーナーは「見栄」ではなく「実用性」を重視する傾向にあります。
ある調査によると、レクサスCTのユーザー像は以下のような特徴があるとされています。
・50代以上のミドル層が中心
・年収600万円以上が約半数を占める
・約8割が男性ユーザー
・半数以上が既婚者
このように、ある程度収入の安定した中高年男性が多いのがレクサスCTオーナーの特徴だと言えます。
また、同調査では購入理由について以下のような回答が多く見られました。
・燃費の良さ(62.3%)
・車両サイズ(46.6%)
・ブランドイメージ(36.4%)
・デザイン(33.2%)
・価格(28.3%)
ここからも、レクサスCTの選択理由として「燃費性能」や「サイズ感の良さ」が重視されていることがわかります。
また、「価格」を理由に挙げる人が3割弱いることから、決して富裕層だけが買える車ではないことも伺えます。
興味深いのは、レクサスブランドの中でもCTは「女性に人気」というデータもあることです。
2017年の調査では、レクサスオーナー全体の女性比率が約2割なのに対し、CTオーナーの女性比率は約3割と全体平均を大きく上回りました。
小回りの利く取り回しの良さや、スタイリッシュなデザインが女性ウケしているのかもしれません。
高い信頼性で10年以上乗れる
レクサスCTは高い信頼性でも知られています。
トヨタのハイブリッド技術を投入した信頼性の高いパワートレーンを搭載しているため、10年以上の長期間乗ることができるのも大きな魅力の1つです。
実際、レクサスCTのハイブリッドバッテリーは20万km以上の寿命があるとされています。
適切なメンテナンスを行えば、ハイブリッド部品の交換に多額の費用がかかる心配はないでしょう。
また、車両全体の耐久性も高いのがレクサスブランドの特長です。
高品質な部品を使用し、厳しい品質管理体制のもとで製造されているため、経年劣化が少なく、長く乗り続けられるのです。
中古車市場でもレクサスCTは根強い人気を誇っています。
これは、高い信頼性ゆえに「乗り潰し」を前提とした需要が多いためだと考えられます。
何より、レクサスCTはデビューから10年以上が経過した現在でも、「時代遅れ」と感じさせないデザイン性の高さを維持しています。
流行に左右されないスタイリングは、長期所有を前提とした購入を後押ししているのかもしれません。
このように、高い信頼性とロングセラーたる素質を兼ね備えたレクサスCTは、10年以上の長きにわたって愛用できる希少な車種だと言えるでしょう。
燃費性能に優れ20km/L以上を達成
レクサスCTの最大の魅力の1つが、優れた燃費性能です。
先述のとおり、JC08モード燃費は26.6~30.4km/Lと同クラスの車両の中でもトップレベルの数値を誇ります。
実燃費でも、街乗りで20km/L前後、高速道路なら25km/L以上を達成可能と言われています。
レクサスCTオーナーの間では、「1,000km以上ガソリンを補充せずに走れた」などの体験談も珍しくありません。
この高い燃費性能を支えているのが、トヨタのハイブリッド技術です。
1.8L直列4気筒エンジンと高出力モーターのコンビネーションにより、低燃費と走行性能を高い次元で両立しています。
また、アイドリングストップ機構や減速エネルギー回生システムなども採用し、無駄な燃料消費を徹底的に抑制。
エアコンの使用を最適化する「S-FLOW」システムも搭載し、夏場の燃費悪化を防いでいます。
このように、先進技術を投入することで実現したレクサスCTの低燃費は、ランニングコストの大幅な削減につながります。
EV全盛の昨今においても十分通用する燃費性能は、長期所有時の経済性を大きく左右するでしょう。
2022年10月に生産終了となった理由
レクサスCTは、2022年10月に生産が終了しました。
2011年の発売から実に11年間という長期にわたって販売が継続されてきたロングセラーモデルが、ついに歴史の幕を下ろしたのです。
ではなぜ、根強い人気を誇ってきたレクサスCTが生産終了に至ったのでしょうか。
その理由は大きく以下の3点が考えられています。
①SUV人気の高まり
近年、SUVブームの到来により、セダンやハッチバックの人気が低迷しています。
レクサスもNXやUXといったSUVモデルに注力する方向へとシフトしており、CTの役目が終わったと判断された可能性があります。
②EV化の流れ
脱炭素の流れを受け、各自動車メーカーは電気自動車(EV)へのシフトを加速させています。
ハイブリッド車はEVへの「つなぎ」の役割を果たしましたが、いよいよその役目を終えつつあります。
③プラットフォームの老朽化
レクサスCTは2011年の発売以来、大幅なモデルチェンジを経ずに製造が続けられてきました。
2022年時点でプラットフォームが古くなりつつあり、最新の安全機能などを搭載するには限界があったとも考えられます。
とはいえ、CTの販売終了はレクサスにとっても寂しい決断だったことでしょう。
最後まで品質にこだわり、特別仕様車「Cherished Touring」を発売するなど、ファンに向けた”ありがとう”の意を表していました。
レクサスからは、CTの後継車となるコンパクトクロスオーバーSUVの登場が噂されています。
新型車は、最新のGA-Cプラットフォームを採用し、ハイブリッドのほか1.5Lターボエンジン、プラグインハイブリッドの設定が予想されています。
今後、EVシフトが加速する中でレクサスがどのようなラインナップを展開していくのか。
そこにCTの魂を受け継ぐ新たなモデルが加わるのか、興味は尽きません。
購入後の後悔は少ない高い満足度
最後に、レクサスCTオーナーの満足度について触れておきましょう。
先述のとおり上質な乗り心地や燃費の良さなど、優れた基本性能を備えたレクサスCTですが、購入後のユーザー満足度も非常に高いことで知られています。
ある調査では、レクサスCTオーナーの約95%が「次もレクサスを選ぶ」と回答しています。
さらにその理由を聞くと、「乗り心地の良さ」や「燃費の良さ」、「ブランドへの信頼」などが上位に挙がりました。
このことからも、レクサスCTが「見栄っ張りの車」などではなく、本当に質の高い1台であることがわかります。
購入後も「買って良かった」と感じられるクルマは、そう多くはないでしょう。
また、レクサスCTは初代から「イージーケア」という整備プログラムを採用し、メンテナンスの手間とコストを大幅に削減。
これにより、ユーザーは面倒な点検作業から解放され、快適なカーライフを送ることができます。
加えて、万が一故障した際も手厚いサポートが受けられるのがレクサスの強みです。
前述のように高い耐久性を誇るレクサスCTですが、初期不良などのトラブルにもディーラーが迅速に対応。
レクサスの手厚いアフターサービスは、オーナーの満足度を支える大きな要因と言えるでしょう。
以上のように、レクサスCTは優れた基本性能に加え、アフターフォローの充実さなどトータルで見ても非常に優秀な1台です。
だからこそ、多くのオーナーが購入後に後悔することなく満足し続けられるのです。
まさに、末永く付き合える良質な相棒と言えるでしょう。
レクサスCTは貧乏人には手が出ない高級車
一方、これまでご紹介してきたような魅力を備えたレクサスCTですが、あらためて価格面から見ても、決して「貧乏人向け」の車ではないことがわかります。
ここからは、なぜレクサスCTが「貧乏人には手が出ない高級車」と言えるのか、詳しく解説していきます。
新車価格は386万円から高級コンパクト
2022年10月に販売が終了したレクサスCTですが、販売当初から価格設定はコンパクトカーの中では高めでした。
2011年の発売時、ベーシックグレードの「CT200h」でも386万円からという設定。
これは同じトヨタのプリウスの約1.5倍に相当する価格です。
さらに、上級グレードの「CT200h バージョンL」ともなれば、488万円とワンランク上の価格帯に達していました。
オプションを付ければ、簡単に500万円を超えてしまうほどです。
もちろん、レクサスというブランドを考えれば、この価格設定は”ブランド料”とも言えるかもしれません。
それでも他メーカーのコンパクトカーと比べると、レクサスCTが高級車であることは間違いないでしょう。
「見栄で乗る」などと揶揄されることもあるレクサスCTですが、この新車価格を見る限り、簡単に手が出せる価格ではありません。
むしろ、レクサスCTを選ぶこと自体が、ある程度の経済力を持つステータスとも言えるのです。
中古市場でも40万円から487万円で取引
現在は生産終了したレクサスCTですが、中古車市場での人気は衰えていません。
レクサスブランドの信頼性の高さと、コンパクトながら上質な乗り心地を求めるユーザーの需要は根強いようです。
2024年6月時点のグーネット中古車平均相場を見ると、レクサスCTの価格帯は40万円から487万円となっています。
最安値でも40万円と、安い中古車とは言えない価格設定です。
特に、年式の新しい低走行車両は、新車時とほぼ変わらない400万円台の高値で取引されているケースも少なくありません。
例えば、2022年式の「CT200h バージョンC」なら、450万円近い価格が付くこともザラです。
一方、さすがに初期モデルともなると、流通量が少なく状態のよい車両は限られます。
しかし、それでも100万円を切るような激安車両はほとんど見当たりません。
要するに、レクサスCTは中古車市場でも、新車時と同様の”高級コンパクトカー”の立ち位置を守り続けているということ。
その価格相場からして、貧乏人が簡単に手を出せる代物ではないのです。
壊れにくく長期間の使用に耐える
加えて、レクサスCTのランニングコストの低さも見逃せません。
先述のとおりハイブリッド車のため、燃費は1リッターあたり20km以上と非常に優秀。
ガソリン代を大幅に節約できることも、長期所有のメリットと言えるでしょう。
しかも、レクサスCTはトヨタのハイブリッド技術を投入した高い信頼性が売りの1つ。
ハイブリッドシステムのトラブルは少なく、バッテリーの寿命も10年20万kmと長寿命です。
また、車両全体を見ても、高級車ならではの耐久性の高さを誇ります。
高品質な部品を使用し、優れた品質管理体制のもと製造されているため、経年劣化が非常に少ないのが特長です。
事実、レクサスCTのオーナーの多くは10年以上の長期所有を前提に購入しているようです。
「壊れない=乗り続けられる」というのは、長く付き合える良質な車の証と言えるでしょう。
つまり、レクサスCTは単に新車価格が高いだけでなく、ランニングコストの安さと高い耐久性で、長期的な維持費もリーズナブルに抑えられる優等生。
決して「貧乏人向け」などではなく、トータルで見ても”高級コンパクトカー”たるポジションを守り続けているのです。
快適な乗り心地を実現する静粛性
レクサスCTが「貧乏人には手が出ない高級車」たる所以は、価格面だけではありません。
その質の高さにも、”高級車”の名にふさわしい特長が数多く備わっているのです。
中でも特筆すべきは、レクサスCTの静粛性の高さでしょう。
高級車の条件の1つとして、「いかに車内を静かに保てるか」は非常に重要なポイントです。
レクサスCTは、徹底した遮音対策と振動抑制により、同クラス随一の静かさを実現しています。
高密度吸音材の使用や、ウィンドウガラスの防音設計などにより、ロードノイズや風切り音を大幅にカット。
また、エンジンルームには吸遮音材を最適配置し、エンジン音や走行時の振動を最小限に抑えています。
アイドリングストップ時などは、まるで車外にいるかのような静寂さを味わえるほどです。
この静粛性の高さこそ、長距離ドライブでも疲れにくいレクサスCTの最大の魅力。
車内会話を楽しんだり、オーディオの音に没頭したり、ゆったりとした時間を過ごせるのです。
上質な乗り心地は、単なる”高級感”だけでなく、所有する悦びや満足感にもつながります。
そんな魅力を備えたレクサスCTは、やはり貧乏人が気軽に手を出せる代物ではないでしょう。
メンテナンスを怠らなければ長く乗れる
前述のとおり、レクサスCTは優れた基本性能と高い信頼性で、10年以上の長期所有を前提に選ばれる車です。
事実、レクサスブランドの高い品質は定評があり、壊れにくさは折り紙付きと言えるでしょう。
ただし、どんなに優れた車でも、メンテナンスを怠れば長持ちしません。
レクサスCTで10年以上快適に乗り続けるには、定期的なメンテナンスを欠かさないことが重要です。
具体的には、エンジンオイルや各種フィルターの交換、ブレーキフルードの交換など、消耗品の定期交換が欠かせません。
また、ハイブリッドシステムの健全性をチェックするため、バッテリーや冷却システムの点検も重要です。
さらに、車検時には12ヶ月点検と法定24ヶ月点検を実施し、車両全体の状態をくまなくチェック。
早期に不具合を発見し、大きなトラブルを未然に防ぐことが肝心です。
幸い、レクサスCTにはメンテナンスの手間とコストを削減する「イージーケア」プログラムが用意されています。
これにより、面倒な点検作業から解放され、快適なカーライフを送れるのです。
とはいえ、メンテナンス費用は安くありません。
消耗品の交換だけでも数万円の出費は避けられず、車検ともなれば20万円以上かかることも。
これを「高いコスト」と感じるか、「必要な出費」と割り切れるかで、長く維持できるかどうかが分かれるでしょう。
この点からも、レクサスCTはそう簡単に維持できる車ではないことが分かります。
メンテナンスにお金をかけられる経済力が、10年以上乗り続けるための必須条件なのです。
中古車選びで注意すべき点とは
レクサスCTが「貧乏人には手が出ない高級車」であることは、中古車選びでも念頭に置くべきポイントです。
品質の高さゆえ、中古市場でも人気が高いレクサスCTですが、選び方を誤れば高額な出費に見舞われるリスクもあるのです。
特に注意したいのが、ハイブリッドシステムの状態です。
レクサスCTのハイブリッドバッテリーは10年20万km以上の長寿命とはいえ、経年劣化は避けられません。
中古車を選ぶ際は、バッテリー状態の診断記録をしっかりチェックし、著しい劣化がないことを確認しましょう。
仮に交換が必要となれば、40万円以上の高額な出費を強いられます。
また、ボディの傷や凹みなども見逃せないポイントです。
修復歴のある車両は避けるのが賢明ですが、年式の古い車両では経年劣化も進んでいるはず。
目立たない部分の錆やガタつきにも要注意です。
事故歴の有無も重要なチェックポイントです。
外装の損傷がなくても、フレームのゆがみなど目に見えない損傷があるケースも。
必ず修復歴と事故歴を確認し、可能なら専門家の診断を受けるのが望ましいでしょう。
こうしたトラブルのリスクを避けるには、レクサス認定中古車(CPO)を選ぶのが得策と言えます。
厳しい品質基準をクリアした車両のみが販売されるため、安心と言えるでしょう。
ただし、もちろんCPOといえど無料ではありません。
中古とはいえ、それなりの価格設定がされているはずです。
品質の高さを享受するには、それ相応の経済力が不可欠というわけです。
現在も中古車需要は根強く続いている
レクサスCTは2022年10月に生産終了となりましたが、今なお中古車市場での人気は衰えていません。
コンパクトで上質、しかも低燃費というレクサスCTの魅力は不変のようです。
実際、販売終了から2年近くが経つ現在でも、市場に出回るレクサスCTの中古車は品薄状態が続いています。
落ち着いて物色できる環境とは、決して言えない状況です。
前述のとおり、レクサスCTのメインユーザー層は50代以上のミドル層。
ブランドと品質にこだわる層が多いため、多少古い車両でも、状態のいい上質な個体を求める傾向が強いようです。
「若者の車離れ」が叫ばれる昨今ですが、ミドル層以上の根強い需要は、レクサスCTの中古人気を支える大きな要因になっているのでしょう。
年齢を重ねても品質を求める層にとって、レクサスCTはベストチョイスの1つと言えそうです。
また、レクサスブランドの信頼性は不変のようで、同ブランドのプレミアム性に惹かれるユーザーも多いはずです。
高級ブランドの「レクサス」に乗りたい、そんな欲求を叶える格好の選択肢として、レクサスCTの中古車は今なお選ばれ続けているのです。
レクサス初のEVとなる「RZ450e」の投入など、同ブランドは着実に次の時代への布石を打っています。
そんな中でも、CT譲りの高品質コンパクトモデルへの期待は高まるばかり。
当面は新型車の投入予定はないものの、レクサスCTのDNAを受け継ぐ新世代モデルの登場に、ユーザーの注目が集まっています。
少なくとも、レクサスCTの名が消え去ることはなさそうです。
レクサスCTへの強いニーズは今後も根強く残り続けるでしょう。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
まとめ:レクサスCTの真の価値と高級車としての魅力について
- レクサスCTは決して「貧乏くさい」車ではない
- 新車価格386万円からの高級コンパクトカー
- 内外装の質感は同クラスの他社モデルと遜色なし
- 燃費性能が高く、経済的な運転が可能
- 環境性能に優れたハイブリッド車
- 50代以上のミドル層が中心ユーザー
- 女性オーナーの比率が他のレクサスモデルより高い
- 高い信頼性で10年以上の長期使用が可能
- 中古車市場でも根強い人気を誇る
- 2022年10月に生産終了したが需要は継続
- 購入後の満足度が非常に高い
- 長期所有を前提とした賢明な選択肢